持松ゼミ(株)湖池屋の企業理念に基づく事業と社会貢献活動について学ぶ
持松ゼミでは、株式会社湖池屋の協力のもと、企業理念に基づく事業展開と商品企画から販売に至るまでのプロセス、環境保全活動や他社との差別化を中心に6月と11月の2回にわたってゼミ活動を行いました。
まず、6月には、湖池屋プライドポテトJAPAN 宗像焼きのり醤油の商品展開について東京本社のマーケティング・広報部の方とのZoomミーティングを行いました。そのなかで、プライドポテトJAPANのコンセプトとして、日本の地域における誇ることのできる食材をはじめ(食)文化や歴史、風土にわたるまで、商品を通して多くの人に知ってもらうという取り組みを行っていることついて、深く学ぶことができました。
特に、食を通じた社会貢献に重点を置いており、地域の方とコミュニケーションを重ね、悩みを直接聞いて解決できるよう海岸清掃を行うなど、地域とのつながりを大切にしている企業であることも学びました。具体的には、商品を購入する際、1袋につき1円を海洋環境の保全活動に活用するため宗像市へ寄付する活動を続けておられ、購入する側もSDGsに寄与することができる仕組みとなっていました。
次に、11月には、「湖池屋JAPAN PRIDE プロジェクト」の一環として、宗像市と共に取り組んで、今回3回目となる「Save the Sea」活動に、参加させてもらいました。その中で、社会活動を通じて世界遺産のまち・宗像に貢献したいということから、地島の海岸清掃活動が続けられているということが説明されていました。
私たちも、この活動にボランティアとして参加することで、6月に学んだことを、実践を通してより深く知る機会となりました。
以下の内容は、実際に今回の社会活動に参加した学生のコメントです。
・今回の清掃活動を通して、実際に海岸に危険なごみやペットボトルなどがたくさん落ちており、この機会に、海岸をきれいにすることができて貴重な体験ができたと感じました。実際に自分の手で清掃活動をすることで、目に見えて海岸がきれいになりとても達成感を感じました。湖池屋の取り組みに地元の方々が感謝している空気も伝わってきて、意義ある活動であることを実感しました。
・漂流物がたくさん海岸にあるということに驚きました。国内だけでなく海外からのものもあったりして、通常人口が少なく、過疎化が進んだ島で清掃することは非常に大変だと思いました。でも今回のように学生やボランティアの方が集まれば、短時間でもたくさんのゴミを拾うことができて、環境のために自分にもできることがあるんだなと実感しました。そしてアップサイクルのレクチャーでは、今回拾ったゴミはただ捨てられるのではなく分別し、ペットボトルなどは洗って服の繊維などにリサイクルされることが伝えられました。ただのごみ拾いではなく資源の再利用にも繋がることからとても有意義な時間でした。