中村学園大学・中村学園大学短期大学部

流通科学部(3年生) ゲストスピーカーをお迎えし「データ活用による地域分析」について学びました

2025年6月2日

5月27日(火)、九州経済産業局地域経済課RESAS調査員の島田啓子様を外部講師としてお迎えし「データ活用による地域分析」をテーマに講義をしていただきました。当日は流通科学部の6ゼミ、学生約70名が参加しました。

EBPM(Evidence Based Policy Making :証拠に基づく政策立案)とは、勘・経験・思い込みに頼ることなく、統計データを分析した上で合理的に政策を考えていこうとする考え方で、国や地方公共団体においても、当たり前の考え方になってきました。そして、これを実践に活かすためのツールにRESAS(Regional Economy (and) Society Analyzing System:地域経済分析システム)があります。RESASとは、地域のヒト・モノ・カネ・情報の流れを可視化し、現状や未来、強み・弱みを把握することができるwebサイトであり、国や地方自治体はもちろん、企業の現場でも使用されているツールです。

今回は「データ活用による地域分析」をテーマに、データ活用の重要性やRESASの活用方法、地域分析方法、RESAS以外のデータベースなどについて解説いただきました。地域分析では、RESASなどを使って色々なデータをみた上で、データを比較すること、推移を確認することが現状を把握する際に重要になってくる、とのことでした。また、今年度よりRESASが大幅に変更されていることから、新・旧メニューの比較についてもお話しいただきました。学生たちは、自身のパソコンN-noteやスマートフォンを使用し、実際にデータ利活用を体験しました。

近年では、RESASを活用した地方創生政策アイデアコンテストも開催されており、昨年に引き続き今年度も流通科学部から応募予定です。