グローバル人材特別講義 ~タイ国政府観光庁 冨松寛考様~
2025年7月7日
流通科学部の「グローバル人材特別講義」(担当:河原繁憲准教授)は、国内外で活躍する現役の専門家をお招きし、学生がグローバルな視点を養うことを目的とした特別講座です。本講義は、「人材育成プログラム科目」のひとつとして位置づけられています。
7月1日、タイ国政府観光庁大阪事務所 マーケティング・マネージャーの冨松寛考様を講師にお迎えしました。
冨松様には、「タイを通じて考える“求められるグローバル人材”とは」と題して、タイ国政府観光庁による日本市場向けのプロモーション活動や、国際的な観光戦略に携わってこられた経験をもとに、グローバル人材のあり方についてご講演いただきました。
冨松様は、講義の冒頭で、「グローバルとは何か」「グローバル人材とはどういう人か」といった問いを投げかけ、学生が主体的に考える時間を設けてくださいました。
学生の意見を踏まえながら、「グローバル化」において重要となる異文化理解やコミュニケーション能力について言及されました。さらに、相手に関する情報収集力、対応力、交渉力の重要性に加え、自分の判断軸を持ちながらも、柔軟に調整する姿勢の大切さについて、ご自身の経験を交えてお話しくださいました。
講義の最後に、「さまざまなことにアンテナを張り、人目を気にせずにやりたいことにチャレンジしてほしい。そして積極的に海外へ出てほしい。逆風はきっと自分のプラスになる」と、学生へ激励の言葉をいただきました。
学生たちが熱心にメモをとって講義を聞く様子が印象的でした。講義のあとに冨松様へ質問する姿もみられ、積極的な学びの姿勢がうかがえました。