「コミュニケーション論」で外部講師による授業を開催しました
2025年11月13日
流通科学部の共通基礎科目(Communication Literacy系列)の「コミュニケーション論」(担当:浅岡由美教授)では,コミュニケーションの目的を「他者と良好な人間関係を築き,その関係を発展,維持させること」として,大学生活,あるいは社会生活を送るうえで必要なコミュニケーション力(実践力)を向上させることをねらいとしています。
11月12日,フリーアナウンサー(元RKB毎日放送アナウンサー)の佐藤巧氏をお招きし,「経験から紐解くコミュニケーション術」を講義いただきました。
ご自身も野球の経験者ですが,まず,野球部出身の学生とキャッチボールを行い,「どのようなことを思ってボールを投げましたか?」「どのように投げてほしかったですか?」と,コミュニケーションのあり方をキャッチボールに例えて授業は始まりました。
放送局に入社された当時,コミュニケーションの達人ともいえる先輩たちのコミュニケーション術(声の大きさ・姿勢・目線,質問と反芻,大き目のリアクション,人のキャリアをリスペクト,ドキドキするぐらい相手の目を見て話す…など)を学ばれたそうです。
熊本地震,九州北部豪雨と災害に見舞われた際には現地に向かい,被災者の方々(話を聞いてほしい方,話なんてしたくない方),それぞれの想いに触れながら報道に当たられました。
聴くこと(傾聴)の重要性,相手に心を向ければ自然とできることばかり,やり方に走ると置き去りになるのが「心」,ベストは追わずにベターの積み重ね・継続を,礼節あってのコミュニケーション,AI時代の今だからこそ,「心」を働かせる,など,わたくしたちの心に直球で届き,心に響くお話に多くを学ぶことができ,貴重な時間となりました。素晴らしい講義をありがとうございました。
