中村学園大学・中村学園大学短期大学部

「高齢者疑似体験ワークショップ」を行いました

2025年11月13日

11月5、12日に、商品開発やマーケティングを学ぶ手嶋ゼミ2年生の13名が専用装具を身に付けて高齢者の日常生活を体験し、気づきや学びを話し合う「高齢者疑似体験ワークショップ」を行いました。

加齢に伴う筋力や視力、聴力の低下を実体験することで日常生活に潜む危険や不便・不安を実感し、同時に高齢者にも使いやすい機能や工夫が施された設備や商品、サービスの必要性を認識しました。
また、周りの人たちからの声掛けやさりげないサポートがあることによって安心して行動ができることも実感しました。

体験後はそれぞれの気づきやアイデアについて話し合いました。参加した学生からは、「疑似体験を通じて、これまで気づかなかった不便や不安に気づくことができた」「前かがみになって何かをつかんだり、しゃがんだりする動作がつらかった。一人暮らしの高齢者が増えて一人で買い物に行くことも多いと思うので、店舗での商品陳列や動線においても改善すべき点があると感じた」「高齢者に配慮した商品の開発・普及が将来の自分たちの安心・安全な暮らしにもつながっていくと思うので、他人事ではなく自分事として考えていきたい」といった声が寄せられました。