中村学園大学・中村学園大学短期大学部

草野ゼミ:春日市総合計画策定のための市民ワークショップで政策アイデアを提案

2025年12月1日

流通科学部 草野ゼミの3年生は、地域経済分析システム(RESAS)等を活用し、地域課題の分析や課題解決の提案などの政策アイデアを募集する「地方創生☆政策アイデアコンテスト」に応募しました。

今回「春日市」について分析・提案を行ったグループの4人は、春日市役所の方へのインタビュー取材を実施し、政策アイデアをまとめました。惜しくも九州ブロック代表への選出はかないませんでしたが、11月28日(金)、春日市が主催する市民ワークショップに参加し、「若者定住プロジェクト」を発表する機会をいただきました。ワークショップには発表者の3年生4名と、来年度の政策アイデアの作成に向けて取り組む2年生3名が参加し、春日市民の方の前での発表、市民の方と春日市のまちづくりについて話し合うグループワークに取り組みました。

冒頭に、春日市の総合計画について説明があり、続いて学生による発表が行われました。
学生の発表タイトルは「春日市に住んで福岡市で稼ごう~究極の15分都市春日~」です。ビッグデータから読み解く地域分析と課題について、「若者定住プロジェクト」の具体案を発表しました。
発表後は、市民の方と一緒に「若者に選ばれる定住志向のベッドタウンするためには」というテーマで意見交換し、グループ毎に模造紙にまとめ発表されました。学生たちは異なる世代の方とも活発に意見を交わし、春日市の地域活性化に真剣に取り組む機会となりました。

【春日市の担当者のコメント】
地方自治体でもRESAS等を活用した政策立案が求められていますが、ビッグデータを取り扱うのはなかなか難しいものです。学生さんがこれだけの分析に取り組み提案までいただけて感激しました。市民目線で検討する良い機会になりました。

【学生のコメント】
コンテストまではRESASを活用した分析や考察の学びがありましたが、今回市民ワークショップで在住者のお話を聞いたり、現地を歩いたりしてみて、データ上からは読み解けない発見がありました。データ分析プラス現地調査も必要だと実感しました。(流通科学部3年 古庄 萌香)

今回先輩の発表を聞いて、調査や分析をどう進めていくのか具体的に学ぶことができました。市民の方とのグループワークで、タクシーがつかまりにくい、LEDが多い等のデータにはない情報もあり、RESASでの調査と併せて、ヒアリング調査も実施したいと思いました。(流通科学部2年 児玉 奏羽)

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