『大相撲九州場所プロジェクト』課題解決型学習 発表会を開催
12月20日(土)、流通科学部「ビジネスプロジェクトB」の授業で実践している「大相撲九州場所プロジェクト」の課題解決型学習の発表会が行われました。本プロジェクトは、公益財団法人日本相撲協会および実践女子大学・実践女子大学短期大学部との包括連携協定(2023年11月締結)に基づく取り組みです。2025年11月9日から23日まで開催された大相撲九州場所では、今年で3回目となる学外実践活動を実施しました。
今年度は、ビジネスプロジェクトBの受講生31名に加え、昨年度までの受講生13名の計44名が学外活動に参加しました。学生たちは、大相撲九州場所の会場である福岡国際センターにおいて、デリバリーサービス「SUMOっTAKE(すもっていく)」の運営支援、親方ショップの業務支援、キャラクター誘導業務など、実際の事業運営を支える実践的な活動に従事しました。
発表会当日は、日本相撲協会 三保ヶ関親方にもご出席いただき、「大相撲の若者離れ等の課題解決に向けた考察および分析発表」について講評と審査をいただきました。
学生たちは、本事業の主要課題である若者の相撲離れをテーマに、観戦需要の拡大に向けた課題分析と解決策の提案を行いました。また、発表会では、「相撲に触れる機会が少なく心理的ハードルが高いこと」、「若者向けの情報発信やSNS活用が十分でないこと」、「ルールや所作が分かりづらいこと」、「会場での注文方法やアプリ利用の分かりにくさ」など、さまざまな課題が指摘されました。
このような課題に対し、「大相撲公式アプリの改善」、「QRコードの活用による接触機会の増加」、「SUMOっTAKEでの提供メニュー拡充」、「会場外スペースを活用した子ども向け施策」、「福岡観光と連動した観戦促進」、「相撲初心者や外国人向けのビジュアル解説動画の制作」など、多角的な視点からの解決策が提案されました。また、本プロジェクトに参加した学生が自主的に「若者が相撲を好きになったきっかけ」を来場者に直接インタビューし、分析に活かしたグループもあり、実践的な学びの成果がうかがえました。
発表後の評価では、大相撲会場外の空間を活用し、子どもの興味関心を引く遊び場を設けることで相撲文化を次世代へとつなぐ循環を提案したグループや、大相撲公式アプリの改善を中心に提案したグループが特に高く評価されました。
最後に、三保ヶ関親方からは、「若い人たちにもっと大相撲に興味を持ってもらえるよう、これからも発展させていきたいと思っています。皆さんが相撲に関心を持ち、さまざまな提案をしてくれたことがとても嬉しいです。皆さんが考えてくれたアイデアは、これからの大相撲を考えるうえでとても参考になります。若い人たちに相撲を知ってもらうきっかけとして、ぜひ活かしていきたいと思います。ぜひ、テレビやSNSでも相撲を見て、これからも身近に感じてほしいです」とのコメントをいただき、発表会は盛況のうちに終了しました。
