サークル「児童文化部」が城南区と紙芝居を製作しました
中村学園大学の「児童文化部」(顧問:教育学部 野中千都准教授)は、保育を学ぶ学生のサークルで、日ごろからパネルシアターの公演など行っています。
児童文化部の学生たちは、2022年度より城南区と共働で、手洗いの大切さを伝える絵本製作に取り組んできました。
この取り組みは、城南区保健福祉センターのご担当者様とともに、西日本新聞社の取材を受け、新聞紙面で紹介していただきました。
以下、活動した学生たちのレポートです。
私たち児童文化部は、2022年6月から城南区保健福祉センターと共働し、手洗い啓発紙芝居をつくりました。部員の中でイラスト班とシナリオ班に分かれ、講義や実習で子どもと触れ合い、学んだことを製作に活かしました。試作品完成後、試作品を中村学園大学付属あさひ幼稚園で実演し、そのときの子どもの様子や現場保育者の意見を取り入れて改良を重ね、2023年9月に手洗い啓発紙芝居「たたかえ!あわぶくばぶるんこうせん」が完成しました。また、部員が台詞を読んだデジタル紙芝居も製作しました。デジタル紙芝居には、紙芝居とは違った工夫を取り入れているため、子どもたちが楽しく正しい手洗いの仕方を知ることができるようになっています。
紙媒体とデジタル媒体の紙芝居作成に関わることは、とても貴重な経験であったと思います。
特に、私達、保育者となる身として、普段触れることのある紙芝居を作成する立場を経験したことは、保育者としてのスキルアップにも繋がると考えました。
(教育学部4年 前田 ひかる)
私は主に動画編集を担当しましたが、文字の配置や場面の切り替え方等、デジタルで伝える難しさを実感しました。子ども達にどの様に伝えるか、という事を考えながら手洗いの紙芝居を作るという貴重な経験をする事が出来ました。
(教育学部4年 大賀 香苗)
ものを作る面白さを経験することができました。講義の中でエプロンシアターや仕掛け絵本などを作る機会があったのですが、イラストを描いてくれた先輩や舞台を用いて紙芝居の微調整を行った部員、印刷業者の方など、さまざま分野の人との連携によって0からものをつくるという貴重な経験をさせて頂いてとても楽しかったです。
(教育学部4年 中尾 美月)
今回の紙芝居製作では、子どもたちに手洗いの大切さが伝わりやすいように台詞など様々な工夫をしました。
この製作を通して、子ども達の視点に立って物事を考え、子ども達が楽しく過ごせるよう日々努力する保育者になりたいと思います。
(教育学部4年 濱田 仁美)
今回初めて紙芝居の作成に関わらせてもらいました。場面の切り替え方などを工夫したり、話が伝わりやすいように言葉の使い方を考えたりなど、子どもたちの視点に立ち考えながら製作を進めました。この紙芝居製作というとても貴重な経験ができ楽しかったです。今後保育士として働いていく上でこの経験を活かして頑張りたいと思います。
(教育学部4年 才津 早彩)