預かり保育「いきっこらんど」で防災保育@壱岐幼稚園
中村学園大学付属壱岐幼稚園では、預かり保育時間に、学生や幼児教育に携わる教員が2歳児~年長児までの異年齢の子どもたちとふれあいないながら学ぶ機会を設けています。
教育学部山田ゼミ3年生4名は、2024年2月に壱岐幼稚園の預かり保育での「いきっこランド」に参加させていただき、風呂敷を使った防災保育を行いました。
2024年1月に大地震が起きました。
災害はいつ起こるか分かりません。
普段から災害・防災に関することについて知っておいてほしいと考え、部分保育のねらいを立てました。
風呂敷でさまざまな形を作り、動物に見立てる工夫をして風呂敷に親しめるように活動しました。
その後、頭巾、マスク、体操、布団の代わりになる風呂敷が、災害時に役に立つことを遊びの中で伝えていきました。大きな風呂敷を用いて大人2人が子どもを1人ずつ運ぶことも行いました。
初めて風呂敷にふれた子ども達からは「楽しかった!」「もう1回やりたい!」といった感想が聞かれました。
【参加した学生のコメント】
〇預かり保育は異年齢であるため、特に活動を行う際には言葉選びの難しさを実感しました。実際に子どもと関わると思いもよらない発想や発言があり、自分の新たな気づきになりました。保育者の援助や配慮も学ぶことができ、貴重な経験をさせていただきました。
(教育学部3年 土田楓花)
〇預かり保育を通して子ども達に分かりやすく伝えるためにはどうしたら良いのか、全体を見ながら活動を円滑に進めることの難しさを感じました。異年齢であったため子どもたちの関わり合いの様子を多く見ることができて良かったです。
(教育学部3年 片首菜月)
〇預かり保育は異年齢児が同じ空間で過ごすため、進め方や伝え方に難しさがあることを感じました。5歳児の子どもたちが未満児や年下の子たちの面倒を見る姿が見られ、異年齢児保育ならでは関わりを見ることができました。部分保育では、子どもたちが発言したり笑顔で活動したりする姿が見られ、良い活動であったのではないかと考えます。
(教育学部3年 山本莉愛)
〇風呂敷を使った遊びとして、頭巾やマスクに形を変えたり、子どもを乗せて遊んだりなど、子どもたちと一緒に楽しみながら活動することができました。風呂敷というと物を包むものというイメージがありますが、災害時にも多様に使えることを子どもたちにも知ってもらえるきっかけになっていれば嬉しいです。
(教育学部3年 山本萌絵)