中村学園大学・中村学園大学短期大学部

学生が海外教育演習(トライアル)のためにオーストラリアへ行きました

2024年5月30日

2024年2月26日~3月7日に、オーストラリア・メルボルンで、「海外教育演習」のトライアルが行われました。「海外教育演習」とは、多様な経験・視点から望ましい日本教育の発展に貢献できるグローバル教員を養成するために新設された、本学の独自科目です。2024年のトライアルには、教育学部学生11名と栄養科学部学生1名が参加しました。

学生たちは渡豪の半年前から、英語力の強化や現地で行う日本文化を伝えるための授業づくりを行ってきました。現地では、ホームステイをしながら地元の小学校やメルボルン補習校を訪問し、授業を参観するとともに、日本食や折り紙、習字などを教材として授業を行いました。英語を母国語とする子どもたちに英語で授業を行うという初めての経験に、学生は緊張もしましたが、日本では得られないことを学べたようです。

参加した学生は、「英語で行われる通常の授業参観に加え、文化交流授業を5日間行うことができ、日々反省点を改善しながら次の授業に活かすなど、実践的に学ぶことができた」「現地に行ってからも指導案の修正などで忙しかったが、その分充実した時間を過ごすことができた」「日本とオーストラリアの教育の違いについて、身をもって知ることができた。この経験を活かし、将来は日本とオーストラリアの両方の良さを生かした教育に挑戦したい」等の感想を抱いており、グローバル教員としての一歩を踏み出してくれました。

トライアルを終え、2025年2月~3月には、正規カリキュラムとして第1回「海外教育演習」(オーストラリア・メルボルン)が実施されます。第1回生となる学生たちは、派遣に向け日本と海外の教育についての知識を得ると共に、授業づくりの基礎を学びながら、指導案の作成や英語力の強化に取り組んでいます。トライアルでの経験を後輩たちのために活かしたいとの思いからメンター体制もでき、トライアル参加学生が第1回生のサポートを現地で行う予定です。