中村学園大学・中村学園大学短期大学部

学生の自主運営による宿泊研修(教育学部2024)

2024年7月18日

    2024年6月21日-22日(24E1~4クラス)、6月28日-29日(24E5~8クラス)に、中村学園セミナーハウス「ほくさん」にて、教育学部1年生の宿泊研修を実施しました。
    そのうち前半クラスでは、新たな企画として、宿泊を伴う3・4年生との交流(座談会)を取り入れています。この宿泊研修の主たるねらいは、「日常生活とは異なった集団生活の場における研修を通じて生まれる人間関係、友人関係を深めること、またその実施にあたっては、各クラスの委員を中心に、全員が協力して、自主的に運営する」ことです。
    実際に準備の段階では、研修委員がそれぞれの担当について熱心に話し合う様子が度々見られました。またそうしたタイムスケジュールを管理する委員や企画委員のもと、当日は、全体で協力し合い、スムーズに活動を展開させることができていました。こうした宿泊研修が学生たちにとって、実際にどのような体験・どのような学びになり得ていたのかが垣間見える感想をご紹介します。

【研修Ⅰ 座談会担当 研修委員】
    今回の宿泊研修に座談会担当として参加しました。事前の打ち合わせなどが週一回しかなく大まかなことしか決まらず、不安が多かったです。しかし打ち合わせも回を重ねる事に具体的な話し合いになり先輩方とのコンタクトも上手くいくようになりました。本番では協力してくれたクラスの研修委員や先輩方のおかげでかなりスムーズに進めることが出来ました。今回の座談会の中で、先輩方の話を聞くことで今後の大学生活が楽しみになってくれていたら嬉しいです。

(城下 元)

    私は今回研修委員として、宿泊研修に参加しました。私は先輩方との座談会を一人で司会進行するという役を任されました。わたしは人前で何かをするということが苦手でうまく回せるか、時間内に終わらせられるか不安でした。実際やってみて、いいも悪いも学ぶことができました。自分はその場で臨機応変に対応することが苦手だったり、人に頼る大切さを学べたり、苦手なことを克服して成功できた達成感だったりを学ぶことができました。また、レクリエーションではクラスのみんなとジェスチャーゲームやドッジボールをして初めてみんなと同じことをして楽しめた時間でした。笑顔が絶えることがなく、この時間をクラスのみんなと共有できて本当に良かったです。

(山元 亞美)

【座談会に参加した4年生】
    一年生の二日間の宿泊研修に参加して座談会などで四年間の話をする中で私は二つのことを感じました。
    一つ目は四年間の短さです。自身が四年生として一年生に話をすることになり、四年間何をしたかまとめている際にこのことを感じました。学生サポーターや学童保育でのボランティアなど話すことはたくさんあったもののそれらを始めたのが三年も前のことであったことに気づき時間の進むことのはやさを感じました。
    二つ目は自身の一年生時の不安が多かったことです。私たちが一年生の時はコロナ禍で今回のような宿泊研修もなく、ズームやチームズでの関わりしかなかったことからすごく不安が多かったことを思い出しました。反対に今の一年生はコロナ禍が終わったことで今回のような宿泊研修や対面の授業が当たり前にと恵まれている部分が多くあると感じました。座談会ではこのことについても一年生にたくさんお話ししました。コロナでないからできることをたくさんやって欲しいと一年生に伝えられたと思います。
   また、レクリエーションでは一年生と関わることができとても楽しく活動できました。四年生になるとどうしても下の学年、特に一年生とは関わることが少なくなるのでとても良い機会になりました。

(沖濱 絢太郎)

 

 

 

 

 

【研修Ⅱ レクレーション担当研修委員】
    私たちは研修Ⅱ「王様ドッチボール」「ジェスチャー伝言ゲーム」について、研修に参加するすべての学生が楽しめるような活動を行うことを特に意識し、計画を立案しました。本番では想定外の事態も多々あり、計画通りに物事を進めることの難しさを実感しました。しかしそのような状況下でもクラス委員全員で臨機応変に対応し、またクラスの仲間の協力もあり、無事に研修を成功させることが出来ました。今回の活動で得た学びを活かし、これからの大学生活の様々な場面においてもリーダーとして活躍していきたいと思いました。

(杉埜 嵐)

    私たちは、レクリエーションの係を担当し、ルール等を工夫しながら誰もが参加しやすく楽しいゲームを考えました。レクリエーション前日まで細かくルールを確認したり、ゲームの準備をしたりと大変な部分もありましたが、当日はみんなの楽しそうな姿が見られて一生懸命準備した甲斐があったなとやりがいを感じました。この研修を通して、誰かのために一生懸命何かを準備して喜んでもらうことでのやりがいを感じることができ、私たちにとって良い経験となったと感じます。

(近藤 蘭)

    私たちは今回の研修でレクリエーションを担当しました。大学に入って、大人数を主体的に動かす初めてのイベントでした。なので、絶対にいいものにしよう、みんなに楽しんでもらおうという思いの元みんなで一生懸命案を出し合い計画を練ってきました。やはり大人数を動かすことは大変であり、計画だけでは実際との誤差が多く、当日の本番中まで多くの変更点や苦労がありました。ですが、実際にみんなが楽しそうに遊んでいる姿や、普段の学校生活では見ることのできない表情などを多く見ることができただけで、今回の研修において自分たちの考えたレクリエーションはとても重要な意義があったのではないかと思いました。今回の反省と得たものを活かしてこれからの学校生活やその後の進路に向けて頑張っていきたいです。

(井上 蓮志朗)

 

 

 

 

【研修委員以外の学生】
    私は宿泊研修を通して、これからの大学生活に直結する学びを多く得ることができました。特に、先輩方との座談会において実際の実習ノートと指導計画書を見せていただいたことが印象に残っています。実習に関して不安に思っていることが多かったので授業で言葉でしか触れていないものを実際に見せていただけたこと、そしてそれも1年生のこの時期に体験できたことは自分にとって大きな活力になりました。また、レクリエーションは初めてのクラス活動でした。ドッチボールでは優勝したことももちろんうれしかったですが、みんなで協働し、応援し合い、楽しめたことがなによりうれしかったです。そして、今回の宿泊研修は実行委員の方々が、準備から計画から当日の進行まですべて担ってくれたけど自分もできないといけないということを実感しました。宿泊研修を通して得たこれらの学びから、学校生活をより良いものにできるように過ごしていきたいです。

(長田 佳子)