高校生向けイベント「大学の学びを体験!探究ワークショップ」を開催しました
9月21日(土)、高校生向けのイベント「大学の学びを体験!探究ワークショップ」を開催しました。
「表現を楽しむ!~写真を使って絵本を作ろう~」と題し、教育学部 野中千都先生と倉原弘子先生が講師となり、高校生と大学生がともに写真を使ったオリジナルの絵本制作に取り組みました。
以下はワークショップに参加した大学生のレポートです。
<学生レポート>
9月21日(土)、中村学園大学にて、探究ワークショップが開催されました。ワークショップには野中ゼミと倉原ゼミの学生、高校生の約40名が参加しました。
今回は、高校生は自分で撮影した「好きな食べ物」の写真を、大学生は自分で撮影した「景色」や「生き物」等の写真を持参し、オノマトペや表現技法を使ってオリジナルの絵本を制作しました。
初めに、野中先生からオノマトペについての説明がありました。マインドマップを用いて、「好きなお菓子」や「笑う」をテーマに、お菓子を食べる時や笑う時のオノマトペについて高校生と一緒に考えました。4、5人のグループで自分が考えたオノマトペを発表した後に、全体でグループごとに発表をしました。次に、倉原先生から絵本を制作する際に活用することができる表現技法についての説明がありました。表現技法では、文字の色や大きさ、線の描き方等を工夫することで視覚的効果を与えることができるということを学びました。
絵本の制作時間では、高校生と持参した写真について話したり、写真の貼り方やオノマトペの描き方等の制作方法を一緒に考えたりしました。また、制作をする中で高校生から大学生活についての質問を受けることもあり、自分の今までの大学生活を振り返りながら、高校生が楽しみに思っていることや不安に思っていること等について知ることができました。
制作後は、4、5人のグループで制作した絵本を見せ合い、「このオノマトペいいね!」や「こういう描き方があるんだね!」等、それぞれの言語表現や造形表現の仕方について感想を伝え合いました。グループで絵本を鑑賞することで、オノマトペの使い方や表現技法についての新たな発見があり、その人の感性や表現力を知ることができたことが楽しかったです。
今回の探究ワークショップに参加して、写真からオノマトペを考えたり、カラーペンやマスキングテープ等を用いて造形表現をしたりすることを楽しむことができました。また、高校生と交流することで、自分の高校生活や大学生活を振り返る機会にもなりました。ワークショップで得た学びや発見を保育者になった時にも活かしていきたいです。
教育学部 児童幼児教育学科 野中ゼミ 4年 田代千歩