中村学園大学・中村学園大学短期大学部

オーストラリア・メルボルン「海外教育演習」トライアル派遣の報告会を開催しました

2024年10月8日

オーストラリア・メルボルン「海外教育演習」トライアル派遣の学生による報告会が行われました。

「海外教育演習」とは、多様な経験・視点から望ましい日本教育の発展に貢献できるグローバル教員を養成するために新設された、本学の独自科目です。2024年のトライアル派遣は、2024年2月26日~3月7日で実施され、教育学部学生11名と栄養科学部学生1名が参加しました。

報告会では、地元の小学校で学生たちが行った食文化や習字、折り紙などの日本文化を伝える授業の紹介や、ホームステイ先でのホストファミリーとの生活の紹介、現地での気づきと、プログラムを通しての成長を学生一人ひとりが、自分の言葉で説明をしました。

現地の気づきとしては、日本との教育スタイルや教育環境の違い、リセスタイム(中休み)の有用性についてあげられました。プログラムを通しての成長としては、日本とオーストラリアの教育の違いを感じ両方の良さを知れたことや、使える英語を習得し伝える力が伸びたこと、今後やりたいことが見つかったことがあげられました。

最後に、「メルボルンでの経験を日本の子どもたちに伝えたい」「世界で活躍したい」「海外の文化をもっと知りたい」などのそれぞれの目標を発表しました。

報告会には多くの学生や教員が聴講に参加し、グローバル教員養成への関心の高さが伺えました。

トライアルを終え、2025年2月~3月には、正規カリキュラムとして第1回「海外教育演習」(オーストラリア・メルボルン)が実施されます。第1回生となる学生たちは、派遣に向け日本と海外の教育についての知識を得ると共に、授業づくりの基礎を学びながら、指導案の作成や英語力の強化に取り組んでいます。トライアルでの経験を後輩たちのために活かしたいとの思いからメンター体制もでき、トライアル参加学生が第1回生のサポートを現地で行う予定です。