絵本製作ワークショップ~糸と言葉で作るオリジナルの絵本~を開催しました
8月2日(土)、中村学園大学6号館にて、教育学部の野中千都先生、倉原弘子先生による絵本製作ワークショップ~糸と言葉で作るオリジナルの絵本~が開催されました。ワークショップには、野中ゼミの学生、倉原ゼミの学生、近隣の幼稚園や保育園で働く保育者、大学の先生方、遠方からオンラインで参加された保育者など58名が参加し、対面とオンラインの両方で交流を行いました。
今回のワークショップでは、「繋ぐ」をテーマに、毛糸と織り機を使って絵本を作成しました。はじめに野中先生から、「言葉を繋ぐ」という視点のお話があり、しりとりを通して言葉遊びについて考えました。その後、倉原先生からは「毛糸を繋ぐ」という視点から、織り機の使い方についての説明があり、先生の作成した資料を見ながらコースターの制作に取り組みました。
参加者は持参した毛糸を使って、様々な色や大きさのコースターを作成しました。それを絵本に取り入れながら、「繋がり」をテーマにオリジナルの絵本を作りました。完成した絵本は、どれも毛糸のあたたかさや柔らかさが感じられる個性豊かな仕上がりになりました。
制作後はグループに分かれ、対面とオンラインの参加者が一緒に作成した絵本の紹介を行いました。「春夏秋冬」を表現した絵本や、花火やかき氷など夏を感じられる絵本など、しりとり絵本以外にも「繋がり」が感じられる素敵なものばかりでした。「自分だけでは思いつかない発想だった。」「参考にしたい。」等の感想があり、あたたかい雰囲気の中で交流を深めることができました。
今回のワークショップを通して、言葉の繋がりや糸の繋がり、人との繋がり等様々な「繋がり」の大切さやあたたかさを再認識する機会となりました。身近な素材を使った制作の楽しさや、言葉遊びの奥深さにも気づくことができ、日々の保育や遊びに活かせるヒントがたくさん詰まった時間になりました。日頃から、ワクワクするような言葉選びや表現を大切にしていきたいです。
中村学園大学 教育学部 児童幼児教育学科 野中ゼミ 4年 和久利 菜桜