中村学園大学・中村学園大学短期大学部

平田ゼミの司法現場での学び

2025年9月18日

9月2日(火)、福岡市中央区六本松にある福岡地方裁判所にて、平田ゼミが裁判傍聴および模擬裁判を実施しました。
当日は、難民認定に関する行政訴訟や、建造物侵入・窃盗事件、銃砲等違反・傷害事件など、複数の裁判を傍聴しました。また、実際の法廷で「現住建造物等放火罪未遂」をテーマに模擬裁判を行い、学生たちは検察官・弁護人・裁判官・裁判員などの役割を分担して審理を体験しました。裁判の流れや意義を体験的に理解することができました。

平田ゼミ4年生の小川太陽さんは、「もし小学生がこの経験をしたらどう感じるだろう、という視点を意識しながら参加しました。傍観者ではなく、主体的な参加者として関われたことが印象的でした。このような模擬裁判の経験は、司法への関心を高め、将来的には裁判員制度への理解や参加意欲の向上にもつながると感じました」と感想を語ってくれました。

学生たちは、裁判所での体験を通じて、社会科の授業で子どもが主体的に考え、意見を述べることの大切さを実感したようです。社会で起こる様々な事象を自分ごととして捉え、判断力や主体性を育む指導の重要性を学びました。