中村学園大学・中村学園大学短期大学部

最終講義「研究と教育―二足のわらじをはいて―」教育学部 古相正美教授

2026年1月28日

1月23日、本学2号館4階教室にて、教育学部児童幼児教育学科の古相正美教授の最終講義が行われ、多くの学生、教職員、卒業生が聴講に集まりました。
古相教授は、國學院大學大学院文学研究科を修了後、1994年に本学へ着任。以来31年間にわたり、ご自身の専門である国文学の研究と、保育者養成という二つの領域で本学での教育・研究に尽力されました。

最終講義のテーマは「研究と教育 二足のわらじ」。 理系科目が得意だった少年時代から、「答えの割り切れないもの」に惹かれて文学・哲学の道へ進んだ経緯と、文学の研究内容について、江戸時代の貴重な書物の実物やスライドを用いて説明されました。

講義の中では、文学研究を専門としながらも、本学着任後に「保育・幼児教育」という新たな分野に向き合うことになった際の葛藤や決意についても語られました。その経験を「二足のわらじ」と表現され、文学研究の手法を絵本や童謡のデータベース化に応用するなど、独自の研究・教育活動へと発展させてこられた歩みについてお話しくださいました。
講義の結びでは、現在も取り組んでいる江戸時代の和歌記録の翻刻作業について、「死ぬまでに30冊は形にしたい」と、生涯続く研究への熱意を語られました。

講義は、古相先生のユーモアと温かいお人柄が随所に感じられる、和やかな時間となりました。終了後には花束が贈られ、多くの卒業生・在学生、教職員らが古相先生のもとを訪れ、感謝の言葉を伝える姿がみられました。