中村学園大学・中村学園大学短期大学部

ネスレ日本九州支社との産学連携「一杯の価値プロジェクト」 学生の最終プレゼンを実施

2023年1月13日

フード・マネジメント学科では、9月から課外活動として、ネスレ日本九州支社様と「一杯の価値プロジェクト」(担当:藥師寺哲郎教授)を進めてきました。プロジェクトに参加したのは、フード・マネジメント学科の有志2・3年生16名です。
このプロジェクトでは、ネスレ商品のPOP戦略の実施、さらにネスレの主力商品である「ネスカフェゴールドブレンド」を題材に、食品価格高騰のなかでいかにコーヒー一杯の価値を消費者に伝えるかに関するビジネスアイディアを探ります。

学生たちは、約半年にわたり、ビジネスの現場での実際についてネスレ日本九州支社の社員の方の講義を聞き、丁寧なフォローを受けながら、アイディア出し、グループワークなどのセッションを重ねてきました。

講義では、現状分析、課題の発見、そして具体的な新しい提案という「企画提案の流れ」について、実際の顧客提案に使用される資料などをもとに、リアルなビジネスの現場の手法を教えていただきました。

12月には福岡県下の大手スーパーでPOP戦略を実施。学生らが3グループに分かれて企画・提案したそれぞれのPOPを各商品につけ、売上データの推移を考察しました。

1月13日、学生の最終プレゼンテーションでは、各チームのPOPによる販促効果の分析、改善点、さらに「ネスカフェゴールドブレンド」の販売促進のためのビジネスアイディアの提案を発表しました。

神戸のネスレ日本本社のマーケティング担当者様にも、オンラインで参加いただき、「流行をとらえた着眼点、柔軟なアイディアが参考になった」「消費者の目線でよく考えられている」などの丁寧な講評をいただきました。
学生たちは、お互いの発表を聞いて、多くの気づきや反省点もあったようです。新提案の背景にあるストーリーを、データを効果的に用いながら展開できたことに、面白さと手応えを感じたようでした。

プロジェクトの最後に、ネスレ日本九州支社様より、「課題解決のために、チームのメンバーをどう巻き込んでプロジェクトを進めていくかは、実社会でもとても大切なことなので、グループワークやディスカッション等、今回のプロジェクトで体感したことを、今後の皆さんのキャリア設計にぜひ活かしてほしい」とお言葉をいただきました。

フード・マネジメント学科では、今後も様々な企業・行政と連携を図り、学生たちのより実践的な学びの場をバックアップする予定です。