【ハワイ カピオラニ通信 2023.9月】
2023年9月15日
本格的に大学の授業が始まりました。
現在は実際に注文を受けてからサービスをする授業を受けています。
このクラスでは仕込み日とサービスをする日が分かれており、仕込みをそれぞれのグループで分担して行い、サービスの日には料理を一気に完成させます。
一人で複数の料理を調理することもあり、作業は短時間で正確に行うことが求められます。
一度に大量の料理が注文されると、混乱してしまうこともよくありますが、忙しい時ほど丁寧に行うことを心がけています。
また、語学の壁や基礎コースを受けていない為にスムーズに動くことができないこともありますが、日本の大学や専門学校で身に着けた知識や技術が補ってくれることも多く、今まで受けてきた授業の大切さを改めて感じています。
分からないことばかりですが、今自分にできることを精一杯行い、様々なことを吸収していきたいです。
日本で温泉リゾートを経営している正原シェフの特別授業に参加し、4種類の卵料理を作りました。
ハワイでは手に入らないものはは代替品を使用したり、ラップを使用したりと多種多様な工夫がしてあり、大変興味深く感じました。
講義には様々な人種の生徒が参加しており、特に欧米の方には出汁をベースにした卵料理は味が薄かったのか、調味料を足している人も多く、嗜好性の違いを感じました。
また、素材の良さを生かすシンプルな味付けの良さを損なうことなく、海外に広めていく事の難しさを実感しました。
今後は味覚の違いにも注目して味付けをしていきたいです。
フード・マネジメント学科4年 杉永 瑞佳
