ゼミ活動~眞次ゼミが九州電力株式会社様を訪問しました~
フード・マネジメント学科の3年生のゼミ活動では、講義・演習・実習等で培った知識や技術を基礎に、各自の研究テーマを模索し、卒論研究の下準備を行います。眞次ゼミでは、積極的に学外へ出かけ、食を中心に広い分野での見識を広める活動を行っています。
8月、眞次ゼミは九州電力株式会社様を訪問し、エネルギー問題について学びました。九州電力株式会社様による日本のエネルギー需要に関する講義のほか、カーボンニュートラル実現のための電化推進のひとつとして展開されているIH料理教室に参加し、エネルギーと食(料理)について、体験的に学びました。以下、学生レポートを紹介します。
地球温暖化のほか、化石燃料が多く採れないなど、島国ならではの日本のエネルギー問題について学び、私たちも小さなことから意識しないと変わっていかないと危機感を持ちました。今回の講義を聞いて、再生可能エネルギーの普及と一口に言っても、実際には大変に難しい課題であるということを再確認しました。
日本は、広大な土地も、大きな河川などもないなかで様々な努力を重ねています。その結果として、再生可能エネルギー発電の導入率は世界でもトップレベルに達しているので、私も少しでも将来のために努力しようと思いました。
料理教室では、IHを使用して料理をしました。私はIHを使用するのは初めてで、IHとガスコンロの比較がとても興味深かったです。
ガスコンロはIHと違って炎が鍋底以外の空気にも触れているので、熱効率のよいIHの方が早く湯が沸くだろうと予想はできましたが、IHとガスコンロとで、鍋肌の部分の温度や大気の温度に大きな差が出ることは知りませんでした。
IHでは沸騰していても30度ほどしか鍋肌が温かくなっておらず、注ぐ際に火傷したりすることが少ないのではないかと思いました。また、真夏はクーラーをつけていても、料理をするときは汗をかきながらするしかなかったのが、IHではそのような思いをすることがないというのは魅力的だと思いました。
料理中は、スタッフの皆様が丁寧に手助けしてくださって、スムーズに行うことができました。チキンもナムルもチヂミもコグマラテも、どれも本当においしくて、楽しかったです。本日は本当にありがとうございました。
フード・マネジメント学科3年 中尾 凛々子