中村学園大学・中村学園大学短期大学部

ハワイで「海外食文化研修」が実施されました

2023年9月20日

8月28日~9月7日の11日間、フード・マネジメント学科の「海外食文化研修」がハワイで実施されました。
この研修は、フード・マネジメント学科が教育目標に掲げる「グローバルな視点を持った人材育成」の一環として、国際的観光地で人々の文化的多様性に対応したフード・ビジネス展開を学ぶことを目的としています。研修には4年生11名が参加し、提携校であるハワイ大学カピオラニ・コミュニティ・カレッジ(KCC)の調理実習授業への参加を通してKCCの学生と交流し、KCCでの講義受講、地元レストランの訪問、そしてグループ別に調査目的を設定したフィールドワークを行い、短期ホームステイにおいても様々な情報収集を行いました。また、今年はKCCの先生方のご厚意でビーチピクニックにご招待いただき、ハワイの人々がお休みの日の家族との過ごし方にも触れることができました。最終日にはKCCで英語での調査報告会を終えることができました。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
【学生の調査レポート①】
『アサイー消費の日米比較:アサイー人気を日本で再び呼び起こすには?』
フード・マネジメント学科4年 石井 日南乃

DEAN&DELUCAにて、高橋社長はじめシェフの方々から、お客様や料理に対する思いや、ハワイの食文化について教えて頂けたことで、フィールドワークだけでは感じることの出来ない部分まで、理解を深めることが出来ました。
ブラジル発祥のアサイーが、なぜハワイで人気なのかについて疑問を持ち、アサイーボウルで人気のカフェや地元のスーパーマーケットなどに足を運び、調査を行いました。
この調査結果から、アサイー人気を日本で再び呼び起こすにはどうしたら良いのかをみんなで議論し、考察を深めました。

【学生の調査レポート②】
『ハワイと福岡で食べるプラントベースハンバーガーの比較』 
フード・マネジメント学科4年 安川 明那 

アメリカ人の約90%は食文化としてプラントベース食品を知っています。しかし、日本人には約40%しか知られていません。そこで、私たちはプラントベースハンバーガーを対象にハワイと福岡でどのような違いがあるのか調査しました。

ハワイの飲食店を調査したところ、日本よりもパティが野菜重視でした。それに対し福岡の飲食店は肉に寄せている味でした。
ホームステイ先ではプラントベース商品に対する意識調査にご協力して頂いたり、家庭のハワイアンフードを食べることで食文化の違いを肌で感じることができました。

【学生の調査レポート③】
『日本で食べる日本料理とハワイで食べる日本料理、ハワイで食べるハワイ料理と日本で食べるハワイ料理』
フード・マネジメント学科4年 竹田 有沙

ハワイの日本食レストランは、年々、増加しています。そこで、私たちは、「ハワイの日本食は、観光客や地元の方の嗜好に合わせて、味を変えているのか。」、「日本のハワイ食は、日本人の好みに変えられているのか。」について調査しました。
ハワイ大学での調理実習では、KCCの学生と英語で会話をしながら、交流を行いました。日本の調理実習とは異なり、グループごとに異なる料理を2品ずつ作りました。また、講義では、ハワイの伝統的な食べ物であるタロ芋に実際に触れるなど、ハワイの食について詳しく学ぶことができました。