ゼミ活動~眞次ゼミが朝倉市で研修を行いました~
今回は、朝倉市にて食と第一次産業を考える研修を行いました。まず、昼食として川魚料理の「つげ」さんに行きました。こちらのお店では、日田で養殖されたヤマメ、朝倉市と嘉麻市にまたがる古処山のふもとで育ったブランド鶏の古処鶏を取り扱っていました。ヤマメは、南蛮、唐揚げ、塩焼き、背越しから選ぶことができ、私は塩焼きを頂きました。生きているヤマメを水槽から取ってきて、そのまま串に刺しているヤマメが、目の前の囲炉裏で焼かれていくのを見るのは、初めての体験でとても興味深かったです。焼き上がったヤマメは塩が周りにまぶしてあるので、皮目はパリパリ、中はふっくらとした焼き上がりになっていて、美味しかったです。他の副菜も、地域に根付いた食材にこだわったものばかりで、朝倉をもっと知って欲しい、好きになって欲しいという思いを感じました。
ご飯を食べた後は、秋月城跡近くの「長野香水園」にて、梨狩りを行いました。着いたその場で生産者の方が梨をむいてくださり、梨についてだけでなく、朝倉市の農業の状況についてのお話などを聞かせていただきました。梨はバラ科なので、接ぎ木をして一つの木にたくさんの種類の実をつけることができるというのは特に驚きました。
人手不足の中、一人で消毒を行っているそうで、農業従事者の減少だけでなく、過疎化も進んでいる地域での存続問題を目の当たりにしました。農業や、漁業の従事者が減っていくというのは、今日体験したようなことができなくなったり、郷土料理が無くなってしまったりということも考えられます。一から農業、漁業を始めるというのはハードルが高いと感じる人が多いと思いますが、そのイメージを払拭するためにはどうしたらいいのか、考えていきたいと思いました。
フード・マネジメント学科3年 中尾 凜々子