中村学園大学・中村学園大学短期大学部

国内フードビジネス研修Ⅱ:有限会社井上製麺様を訪問しました

2024年8月19日

「国内フードビジネス研修Ⅱ」では、食の生産・加工・流通・販売の各工程における、最先端の工程管理の実態について学びます。生産の現地にて担当者から直接レクチャーをいただくとともに、生産工程の現場を直に見る機会を設け、食品の生産から消費に至るプロセスの理解を深める演習科目です。
8月9日、フード・マネジメント学科の学生34名が、佐賀県神埼市にある有限会社井上製麺様を訪問しました。以下、学生のレポートです。

<学生レポート>
井上製麺の井上様の講義を受けて、まず、奈良時代から始まるそうめんの歴史の話では、奈良時代の索餅から始まり、平安時代で索餅から「索麺」や「素麺」と呼ばれるようになったのち、鎌倉時代には手延べそうめんが登場し、江戸時代には、そうめんの生産が盛んになり、この時代には、七夕でそうめんを食べる習慣が広まったことなど、そうめんの細かい歴史まで学ぶことができました。

神埼そうめんは1635年に雲水が看病してくれた地元の人々に伝授したことが始まりというのがわかりました。神埼そうめんは良質な水、小麦の生産地、二比山水車群、川の利、製麺の発明とその影響という5つの恵まれた環境が生産量と品質の向上の要因となっていることが分かりました。また、神埼そうめんの製法は手延べそうめんと機械製麺の2つがあり、現在は機械製麺が主流となっていることを知りました。

講義の最後には、早朝の営業前にも関わらず流しそうめんを体験させていただきました。久しぶりの流しそうめんであったことや、友人と一緒に食べたこともあり、とても楽しかったです。とてもサラサラしている麺がすごく食べやすく、お腹いっぱいになるくらい食べてしまうほど、とても美味しいそうめんでした。また機会があれば家族や友人と行きたいです。

フード・マネジメント学科2年 岡上凌大