国内フードビジネス研修Ⅰ:一番食品株式会社様にて商品開発とマーケティングについてうかがいました
フード・マネジメント学科では、8月26日より集中講義「国内フードビジネス研修Ⅰ」が開講しました。これは、醤油や味噌、お酢といった日本古来の調味料から地域特産物を活かした伝統料理を含む「和食」を中心とした日本の食文化について、生産、加工、流通、販売の各分野からゲストスピーカーを招くとともに実際の製造現場を訪問しながら学んでいく授業です。フード・マネジメント学科1年の希望者40名が受講しました。
8月27日、福岡県飯塚市にある一番食品株式会社様を訪問しました。以下、受講学生のレポートです。
<学生レポート>
今回の研修で印象に残ったところは一番食品株式会社様です。その中でも印象に残ったこととして2つあります。
一つ目は商品開発部に配属された場合、入社二年目から開発に携われることです。ほかの企業では、食品開発部に属すること自体何年もかかる場合が多いと聞きますが、一番食品さんの場合は一日に30件ほどの依頼を受けるため、開発する機会がたくさんあり、若手にもチャンスがあたえられるそうです。また、今回商品開発された「落花生の炊き込みご飯」を食べた際、落花生の風味や食感などの特徴を生かしながら作られたということをおっしゃっていました。そのことを聞き、食品開発では自分自身の味覚が重要視されるため、普段から薄味を意識するなど自分の味覚を大切にしていこうと思いました。
二つ目は、マーケティングについてです。一番食品さんはNB商品よりPB商品を開発することが多いですが、お客様に委託された商品だとしても、お客様のお客様を考えた市場分析が重要であることを学びました。私は以前、コーヒーをはじめとする食品雑貨ショップで販売されている混ぜるだけで中華風味のおこわができる商品を食べたことがあるのですが、お店からなくなるほどの人気が出ていることを知り、消費者の潜在的ニーズを理解したうえで作られていたのだととても感激しました。
一番食品さんは消費者にあまり知られない企業ではありますが、私の日常に一番食品さんの商品であふれていたことを知り、陰の立役者のようでかっこいいと感じました。
フード・マネジメント学科1年 坂本日和