眞次ゼミがエネルギー問題について学びました
フード・マネジメント学科の眞次ゼミでは、積極的に学外へ出かけ、食を中心に広い分野での見識を広める活動を行っています。
9月17日のゼミ(3年)では、九州電力株式会社を訪問しました。そこで、地球温暖化とエネルギーの関係について学びました。以下、学生レポートを紹介します。
今回の講義の中で印象に残ったことは、脱炭素電源の導入にあたって再生可能エネルギーだけの発電方法ではいけないということです。私は講義を受ける前は、なぜ再生可能エネルギーだけで発電できないのかと思っていました。自然界に存在するエネルギーを使用しているため、枯渇する心配がなく、国内で生産が可能であり、環境に配慮できるのに、なぜすべてこの発電にしないのか疑問でした。しかし講義を聞いて、日本のエネルギー政策は「S+3E:安全性(Safety)、安定供給(Energy security)、経済性(Economic efficiency)、環境(Environment)」の考えに基づいて行われていることを知りました。
エネルギーは私たちの生活に欠かせないものであり、少しでも途切れると社会に大きな影響を及ぼします。環境への配慮はもちろんのことその他にもいくつか重要な要素を考慮することが必要です。その要素とは、安全性に加え、安定供給できるか、経済効率性、環境に適合しているかなどについて考えなければいけません。日本の置かれた状況や世界情勢等も踏まえ、各電源のメリット・デメリットを考え、多様な電源をバランスよく組み合わせつつ、二酸化炭素排出削減に取り組んでいくことが必要だと理解できました。
九電グループがカーボンニュートラルに向けた取り組みの一つにオール電化の推進があります。そこで今回はIH体験をさせていただきました。ガスコンロに比べ、熱効率が高く調理時間の短縮になると思いました。また、火を使わないので夏場の調理場で暑くなりにくいと感じました。IHグリルで作られたチキンは皮がパリパリで美味しかったです。自動調理鍋で作られたアラビアータ材料を入れてボタンを押して放置してできるので料理苦手な人も失敗せずに料理を楽しむことができると思いました。
フード・マネジメント学科3年 小林 優真