中村学園大学・中村学園大学短期大学部

津田ゼミ:栄養系学生なら知っておきたい世界の食文化:インド編

2024年11月28日

2024年11月27日、津田ゼミでは九州女子大学名誉教授で、本学では非常勤講師として教鞭をとるインド系アメリカ人のNitin Datar先生をお招きし、インドの食文化についてお話を伺いました。
インドは州ごとに言語も異なり、食文化も多様です。日本人はインドの食といえばカレーを思い浮かべますが、日本で一般的に食されているカレーはイギリス経由のものです。宗教上の理由から、インドはベジタリアン大国と呼ばれ、Lacto-vegetarian(肉は食べないが、植物性食品と乳製品は食べる菜食主義者)が多く存在します。しかし、日本人が想像する西洋風のベジタリアン食とは異なり、インドのベジタリアン食は非常に豊かで、インド人は自分自身をFoodie(食べ物に興味がある人)と称することが多いです。
また、インドでは牛が神聖な生き物と見なされているため、マクドナルドではビーフパティを使用しないインド独自のメニューが提供されています。
津田ゼミでは、ベジタリアンやハラルなど、フードダイバーシティーを卒業論文のテーマに選ぶ学生が多く、今回の講演は非常に貴重な学びの機会となりました。

ゼミ生の声
「インドにおけるカレーの定義が日本と違い、面白く感じました。また、インドの宗教や言葉にも日本の方言の様に地域によって全然異なっていると知り、自分でも調べてみたいと思いました。」
(杉永 瑞佳さん)
「たくさんのインド料理を紹介していただきましたが、スパイスが使われた料理が多いと感じました。インドはアジア圏で日本とも近いので日本の料理と似ていると感じる料理もいくつかありおもしろいと思いました。」
(中野 結さん)