中村学園大学・中村学園大学短期大学部

眞次ゼミ~唐津Qサバ生簀見学・神経締めと調理体験~

2024年12月11日

12月4日、水産業を研究のテーマにする眞次ゼミが唐津市を訪問し、唐津市の完全養殖のブランド魚「唐津Qサバ」について学びました。以下、学生のレポートです。

今回は、まずQサバの生け簀を見学しました。生け簀まで小型の船に乗って行き、初めてQサバを見ました。稚魚のときは直径2ミリほどの小さな網で育てて、大きくなったら網目が大きい網に張り替えるそうです。生簀の深さが7メートルもあるので魚の成長によって網を張り替えるのはとても大変な作業だなと思いました。

次に、唐津うまかもん市場で吉本支店長から神経締めと三枚おろしを教えてもらいました。魚は獲ってその場で生きたまま締めないと鮮度が落ちるとおっしゃっていて、実際に、生きたまま締めたQサバと運ぶ最中に死んでしまったQサバの刺身を食べ比べしましたが、食感が全く違っていて、生きていたQサバはコリコリしていてとてもおいしかったです。死んでしまったQサバも味は美味しかったけど、生きていたQサバに比べスーパーで買った刺身のような食感でした。一緒に捌いていただいた鯛もとてもおいしかったです。

次に佐志公民館に移動し、頂いた魚を調理しました。サバを焼いてフレークにしたトルティーヤと、唐津うまかもん市場で刺身にしなかったQサバを捌いてごまサバにしました。初めて魚を三枚おろししましたが、最初は難しかったけど教えてもらいながらやると上手にできました。自分たちで作ったトルティーヤやごまサバもとてもおいしかったです。私がトルティーヤを買うとしたら700円くらいまでなら出せるかな、と思えるほどの出来栄えでした。食べているときにソースがこぼれてきたので、もう少しトマトの汁気を抑えたソースにしたり、ラップではなく厚めの包装紙にしたりすると改善されると思いました。また、包装紙にQサバの図柄を描いたら宣伝にもなって認知度が上がるのではないかとプロモーションの発想がいろいろと浮かんで来ました。

フード・マネジメント学科 3年 古賀 睦季