2024年度「一杯の価値プロジェクト」最終プレゼンを行いました。
フード・マネジメント学科では、ネスレ日本九州支社様のご協力のもと、前年度に引き続き「一杯の価値プロジェクト」(担当:藥師寺哲郎教授)を2024年5月から約1年間実施いたしました。プロジェクトに参加したのは、フード・マネジメント学科の有志2・3年生14名です。
本プロジェクトは、食品価格の高騰や若年層のコーヒー離れといった社会課題を背景に、コーヒーの一杯に込められた価値を再発見し、消費者に伝えることを目的として発足しました。
本プロジェクトでは、ネスレ日本九州支社の社員の方から、マーケティングの基礎から実践までを学びました。実際の顧客提案に使用される資料を用いた講義や、福岡県下の大手スーパーでのPOP戦略の実施など、学生たちはビジネスの現場を疑似体験することができました。特に、11月に実施したPOP戦略では、学生たちが企画・提案したPOPを店頭に展開しました。
2025年1月15日に行われた最終プレゼンテーションでは、ネスレ日本本社のマーケティング責任者がオンラインで参加し、各チームが、作成したPOPや、ペルソナ分析・4P分析に基づいた斬新なビジネスアイディアを発表しました。本社のマーケティング責任者からは、「全体のストーリーが論理的で、学生たちの熱意が伝わってきた。」「今の学生のリアルがわかって勉強になった。」と高い評価をいただきました。
本プロジェクトを通じて、学生たちは、マーケティング理論を実社会で実践し、問題解決能力やチームワークを養うことができました。
ネスレ日本九州支社様より、「課題解決のために、チームのメンバーを巻き込みながら取り組んでいくことは、実社会でもとても大切なことなので、今回のプロジェクトで体感したことを、今後の皆さんのキャリア設計にぜひ活かしてほしい」とお言葉をいただきました。
今後は、本プロジェクトで得られた経験を活かし、より実践的な学びの場を創出することで、社会に貢献できる人材育成を目指してまいります。