中村学園大学・中村学園大学短期大学部

【ハワイ カピオラニ通信 2025.5月】

2025年5月14日

Aloha

卒業が近づいてきて、これまでの学びを振り返ると、本当にあっという間だったなと感じています。ガルドマンジェの授業では、サラダ、コールドスープ、アスピック(ゼラチンを固めた料理)など、いろいろなことを学びました。特に印象に残っているのは、サラダのドレッシングを一から作り、基本のサラダをマスターした後に、制限時間内でオリジナルサラダを3種類作る実習です。私は、そうめんサラダ、韓国風のピリ辛サラダ、大根と人参のマヨネーズ和えを作り、シェフやクラスメイトから良い評価をもらえて、非常に嬉しかったです。他のクラスメイトが作ったサラダも全然違ったアイディアがあって、それぞれの個性を感じられて、とても勉強になりました。コールドスープは、普段あまり作ったことがなかったので、最初は難しさを感じましたが、新しいことに挑戦する楽しさも感じました。オリジナルスープを作る課題では、自分が納得のいくものを作るのが難しくて、少し悔しい思いもしました。でも、これからはもっと色んな料理を食べて、経験を積んでいきたいと思っています。

アスピックの授業では、魚や肉を煮たブイヨンをゼリーに固めるという技術を学びました。私たちのグループは、ズッキーニの皮で竹を作り、厳島神社をイメージして竹や鳥居、鹿を形にしたものと、ハワイのレイをイメージしたものを作りました。細かい作業が多かったですが、思った以上にうまくいって、シェフから高評価をもらえたのがとても嬉しかったです。

実技試験では、与えられたレシピを時間内に作るという課題がありました。トマトの皮を使ったバラ、トマトのジャム、ギリシャ風サラダ、ズッキーニのコールドスープ、オープンサンドウィッチ、カニを使ったアミューズブーシュ、もやしの漬物を作りました。トマトの皮でバラを作ったり、ジャムを先に作ったりと、効率よく進めるために頭を使いましたが、最終的には制限時間の30分前に全部作り終えることができ、達成感がありました。この経験を通して、自分の成長を実感でき、ハワイに来た当初の自分と比べると、確実にスキルがアップしたと感じています。

この8ヶ月間、クラスメイトやシェフと一緒に学びながら、自分の未熟さを感じることも多かったですが、それでも諦めずに努力してきたことが、自信に繋がりました。KCCで素晴らしいシェフや仲間たちと出会えたことは、私にとって大きな宝物です。そして、ハワイに来て本当に良かったと心から思います。

カリナリーコースが終わった後、1週間ほど休みがあったため、ずっと行きたかったカウアイ島に旅行しました。ハワイ島やオアフ島とはまた違った自然の美しさを感じることができ、充実した2泊3日を過ごしました。卒業まで残っているのは、英語のファイナルエッセイです。これまで学んできたことを活かして、最後まで頑張りたいと思っています。そして、その後はインターンシップが始まります。新しい環境で緊張もありますが、新たな挑戦を楽しみにしています。KCCで学んだことを活かして、次のステップに向けて頑張り続けます。

Mahalo

フード・マネジメント学科 3年 塚本 くるみ