「国内フードビジネス研修Ⅰ」茶の文化館でお茶立て体験をしました
「国内フードビジネス研修Ⅰ」は、日本の食文化を支える調味料や伝統料理の現場を訪問するフィールドワークの演習科目です。生産、加工、流通、販売の現場での体験を通じて、食産業の課題や、新しい付加価値について理解を深めます。
以下は、茶の文化館でお茶立て体験をした学生のレポートです。
今回、茶の文化館でお茶立て体験をさせていただきました。私は今回初めて臼石を実際に触ってお茶の葉を抹茶にしました。臼石は見た目の通り重く、早く引けばいいというわけではなく1秒に1回転で回すそうです。臼石に入れたお茶の葉は一瞬でとても細かい粒子になりました。そこから臼石からさらに漉して粉隠します。移すときに少し抹茶が手につくとこすっただけではなかなか落ちなかったのでそこで抹茶の粒子の細かさを感じました。(粉の大きさは5~8ミクロンだそうです。)
自分たちで引いた抹茶は茶碗と茶筅で、自分でお茶をたてました。お茶をたてるときのコツは回して立てるのではなく、手首を縦にすばやく動かし20秒~30秒ほどで泡がたてば完成です。幼少期に家でよくお茶をたてていましたが全く泡が立たず難しいという記憶で今回久しぶりにお茶をたてましたが、やはりとても難しくお手本の写真のようなきれいな泡は立ちませんでした。ですが自分で立てたお茶は非常においしかったです。
お茶の文化館では抹茶挽き体験のほかにも、ブレンドほうじ茶作りや、手もみ緑茶づくりが体験でき、お茶に関する展示も沢山あるのでお茶の歴史や文化、製造の違いや種類など様々な知識や貴重な体験をすることができます。
景色がとてもきれいなので楽しく自分で抹茶を作って、立てて、綺麗な景色の中飲む抹茶はとても素敵な経験として思い出に残りました。さらにお茶について知って、今度はそれぞれのお茶の飲み比べやほかの体験などもしてみたいなと思いました。
フード・マネジメント学科1年 大田 桜愛