中村学園大学・中村学園大学短期大学部

「国内フードビジネス研修Ⅰ」髙野亮シェフによる調理実習

2025年9月2日

「国内フードビジネス研修Ⅰ」は、日本の食文化を支える調味料や伝統料理の現場を訪問するフィールドワークの演習科目です。現場での体験のほか、食のプロからビジネスの思考法や業界の動向を学ぶ講義も受けます。

以下は、髙野亮シェフの講義を受け、調理実習をした学生のレポートです。

調理実習では、元宮城グランドホテル総料理長でフードコンサルタントをされている髙野亮シェフから、アイルランドの伝統料理である「シェパードパイ」とアメリカの家庭料理である「ポム・グランメール」の作り方を教わりました。髙野シェフ考案のレシピは2つとも最高のポテト料理でした。

「シェパードパイ」は乾燥のマッシュポテトを使った料理で生クリームとミートソースを使っているため、くどくならないのか心配でしたがマッシュポテトに生クリームを入れることにより柔らかく舌触りがよくなって、味の濃いミートソースと合わせると丁度良くなり美味しくいただけました。

「ポム・グランメール」はアメリカの家庭料理にもかかわらず、揚げたり、炒めたり、オーブンで焼いたりと工程が多くある料理でした。ポテトフライはステーキカットという形をしていていました。ポテトが主役の料理はポテトフライぐらいしか知らなくてポテトフライを使ってミートソース、玉ねぎ、ベーコンとを炒めて料理する発想が斬新に感じました。「ポム・グランメール」に添えてあるチキンは皮を炒めてカリッとした後、オーブンで焼くのでジューシーに仕上がります。フライパンで焼くだけでなく、オーブンで焼くという工程を増やすとこれほど美味しくなることに驚きました。家にあるオーブンでも試してみたいと思いました。デミグラスソースが入っている「ポム・グランメール」と塩コショウのみで味付けしたシンプルなチキンは相性が良かったです。

フード・マネジメント学科1年 金沢 優芽