中村学園大学・中村学園大学短期大学部

「国内フードビジネス研修Ⅰ」藤井養蜂場様を訪問しました

2025年9月2日

「国内フードビジネス研修Ⅰ」は、日本の食文化を支える調味料や伝統料理の現場を訪問するフィールドワークの演習科目です。生産、加工、流通、販売の現場での体験を通じて、食産業の課題や、新しい付加価値について理解を深めます。

以下は、藤井養蜂場様を訪問した学生のレポートです。

本日は朝倉市にある藤井養蜂場にて蜂蜜の製法や工場見学と蜂蜜の試食などを行いました。まず、蜂蜜の瓶詰めなどの見学をさせていただいたのですが、ほとんどが機械作業で後半は人の手で作業を行っていました。一つ一つの製品に品質管理が徹底され、安全性が十分配慮されていました。蜂蜜の賞味期限は一般的に2年ほどとされていますが、保存状態が良ければ、もっと長い間品質が保たれることもあると聞き、驚きました。

資料館では、蜂蜜の流通を図にしていて、全国各地のお花などを知ることができました。
今日は説明だけでなく、実際に蜂蜜もみせてくださり、今まで資料やテレビで見ていた光景が目の前にあって、とても貴重な体験をさせていただきました。
ミツバチの9割が働きバチですべてメスだそうで、残りのオスは女王蜂と交尾するだけとおっしゃっていました。女王蜂は2~3年生きられるのに対し、働きバチは1ヶ月しか生きられないと言うのを聞いて、ミツバチの世界はなんて残酷なんだろうと思いました。一枚の板に対して2~3万匹もの蜂がいて、完全な蜂蜜になった時は、巣箱が1.5キロほどの重さになるとおっしゃっていました。今回見せてくださった巣箱の中の蜂蜜は、近隣の山などで自生している花からミツバチが運んで来てできたものだそうです。それだけでこれほどにも沢山の蜂蜜ができることに驚きました。

説明を聞いた後は、蜂蜜ソフトクリームをいただきました。濃厚な牛乳の旨みや甘みはもちろん、蜂蜜のやさしくまろやかな味わいが口全体に広がって、くどすぎなく癒されるようなソフトクリームでした。お土産コーナーでは沢山の種類の蜂蜜があり、いくつか試食してみましたが一つ一つ個性があり美味しかったです。特にコーヒー蜂蜜が印象的で、蜂蜜の甘さはもちろん、コーヒーのビター感もあり、癖になる味わいでした。

私はあまり蜂蜜を使ってお料理をしないので、馴染みがなかったのですが砂糖の代わりに使ってみたり、蜂蜜ドリンクを作ってみたりと、いろいろ試してみたいと思いました。

フード・マネジメント学科2年 仲宗根 璃子