眞次ゼミ~養殖の現場を学ぶフィールドワーク~
水産業をテーマに学ぶ眞次ゼミ3、4年生が八女市星野村の釣り堀でヤマメ釣りを体験しました。釣りの楽しさだけでなく、養殖の現状や課題について知り、現場の工夫を学ぶ貴重な機会となりました。
以下、ゼミ生(4年生)のレポートです。
今回は、3年生と一緒に八女市星野村にあるヤマメの里エノハ荘の釣り堀でヤマメ釣り体験をしました。今まで釣りをしたのは数回しかなかったので、最初は全然釣ることが出来ませんでした。しかし、餌の量や付け方、投げる位置を変えてみるとすぐ釣ることが出来たので、とてもおもしろかったです。
次に、釣ったヤマメを昼食で食べました。新鮮なので臭みがなく、とても美味しかったです。その後、ヤマメ養殖についてエノハ荘のご主人からお話を聞きました。
ヤマメは水質管理がとても重要で、渓流の冷たくてきれいな水であることはもちろん、水温も10〜15℃程度が理想とのことでした。大雨になると生け簀に酸素を送るポンプの所に木々が詰まってしまいます。そうなると生簀の酸素濃度が低くなり、2、3時間でヤマメは死んでしまいます。大雨でも適宜見に行ってあげないといけないので、養殖はとても大変だなと感じました。
また、ヤマメの養殖業だけでは経営が難しいことから、釣り堀を始められたようです。お客様に沢山釣ってもらうために、給餌調節や夜も光をあてて、ポンプで常に運動をさせていました。釣り体験をしたときに、ヤマメの餌の食い付きがとても良かったのにはそのような工夫がなされていると知り、感心しました。
魚の養殖に1番コストがかかるのは、配合飼料(エサ)の費用です。ヤマメの里ではコスト全体の6割がエサだそうです。今後の養殖業ではいかに餌のコストを下げ、美味しい魚を生産するかが課題だなと思いました。
その後、八女ICの近くにあるお茶村に行きました。お茶村では、お茶を使ったデザートや飲み物が売ってあり、私は2Fの喫茶室で抹茶のバスクチーズケーキをいただきました。抹茶の味がとても濃く、チーズケーキとマッチし、とても美味しかったです。次に来るときは、抹茶を飲みに行きたいなと思います。
八女はとても自然が豊かで、のどかな暖かい街だったので、心を落ち着かせたい時に来ると、穏やかな気持ちになれると思いました。
フード・マネジメント学科4年 川添 紗弥