中村学園大学・中村学園大学短期大学部

6月30日(土)、UR金山団地において、栄養科学部栄養科学科４年の熊原ゼミ生6名が、健康寿命の延伸と地域コミュニティの活性化を目指して、第6回健康栄養教室を開催しました。

今年度のテーマは、「今日からはじめるサルコ&ロコモ予防 ～元気に生活するための筋肉～」。はじめに、必要な筋力を持っているかを測る「筋力測定」を行い、結果についての解説、熊原准教授と安武准教授によるミニ講義を行いました。

「筋力測定」では下肢筋力を評価する30秒立ち上がりテストや、握力測定などで筋力の評価を行いました。参加者の方から普段気をつけていることなどをお話しいただき、気をつけている方ほど筋力測定の結果が良いように思われ、改めて日頃から意識して体を動かすことの大切さを実感しました。

また、ミニ講義では現在問題となっているサルコペニアとロコモティブシンドロームについて取り上げ、参加者からは「知らなかった」という声が多く聞かれました。横断歩道を青信号のうちに渡りきれる方は平均寿命を達成できる可能性が高い、という体力と寿命に関するエビデンスの紹介では参加者の方から驚嘆の声が上がりました。

今回の健康栄養教室も、昨年度同様大変好評であり、団地住民が日々の健康について改めて考えるきっかけとなったと思います。また、地域の方との交流イベントは初めて体験しましたが、参加者の方と一緒に体を動かしたり、会話を楽しんだりする貴重な経験となりました。ご参加いただいた金山団地の方をはじめ、多くの方にご協力いただき、大変感謝しています。今回の経験を生かし、これからも地域の方との交流を大切にしていきたいと思います。

栄養科学部 栄養科学科4年
桑原 風香、河野 美里、中村 陽香、福井 千裕、厚田 貴恵、南部 玲奈