令和5年度「初年次教育合同報告会」が行われました
7月1日(土)2限目、栄養科学科1年を対象にした「初年次教育演習」授業の一環で実施している「初年次教育合同報告会」が1号館の10階大講義室で開催されました。
この初年次教育は、21世紀型の管理栄養士養成にかかる研究の一環として生まれたもので、平成23年度から開始され、今年度で13回目を迎えています。1年生の学びを「教えられる、受け身の学習」から、「自ら学ぶ、能動的な学習」へ転換することを目的とし、PBL-T(Problem based learning-Tutorial)型の授業として進めています。少人数(8~9人)グループでの課題解決に、24人の担当教員がチューターを務め指導に当たりました。この科目では、「自立した自己学習の基礎」「口頭発表の技法」「教員や友人とのコミュニケーション能力の醸成」等が期待されます。
<会次第> 1 学部長挨拶 2 代表の発表 3 表彰 4 講評 5 各指導主任からのコメント 6 事前・事後調査の結果について |
今年度の課題は、次のとおりです。
課題A:子育てしながら働き続けられる社会づくりを目指すプランを提案してみよう!
-企業で働く社員やシルバー世代を対象に-
課題B:安心して楽しそうに子育てできる社会づくりを目指すプランを提案してみよう!
-社会人になる前の世代(子供たち~学生)を対象に-
課題C:訪日旅行者(インバウンド)に日本の様々な魅力を体験できるプランを提案してみよう!
これらの社会的課題の中から、各自が一つを担当し、課題解決のための方途を考え企画書(A4レポート1枚)を作成し、グループ内でプレゼンテーションを行います。本報告会では、3段階の選考を経て選抜された8名の学生が発表し、表彰されました。聴く側の学生も課題に対する新たな考えや気付きを得たようで、真剣な面持ちで頷きながら発表を聞いたり手元資料にメモしたりする姿が見られました。
今井学部長、河手学科主任や各指導主任から、「今年の1年生は、とても積極的に向き合っている」「調べたことから、独自のプランを創出しようとしている」「この経験を今後の授業に生かしてほしい」など、意見や激励の言葉が送られました。