「模擬患者実習(総合演習Ⅰ:3年生)」を実施しました
2023年8月8日
8月8日(火)、総合演習Ⅰ(3年生)における「模擬患者実習」が行われました。
これは、栄養支援のためのコミュニケーション力、症例ごとの検査値の理解と患者の気持ちに寄り添う力の向上を目指し、実施しています。
模擬患者には一般の方々にご協力頂き、患者の症状や会話を再現できるよう、教員とあらかじめ打合せを行い、栄養学的要素やフィードバックすべき事項を確認しています。
学生たちにとって、この模擬患者実習は、患者との信頼関係を築くためのコミュニケーションが体験でき、医療現場で働く管理栄養士の仕事を実践的に学ぶ貴重な機会の一つとなっています。
学生たちは、事前に担当の症例をよく理解し、何を聞き出し何を説明すべきか準備をした上で本日の実習に臨みました。実施前は緊張した面持ちでしたが、面談が始まるとしっかりと自信をもって臨む姿がとても印象的でした。
面談終了後、模擬患者の方々からは「寄り添って話を聞いてくれたので、安心して相談ができた」「細かい部分まで聞きだしてくれるので、もっと相談がしたくなる」などの感想を頂きました。
面談の組み立てや、患者に対する言葉遣いや言葉選びなど、課題はいくつか残りましたが、自らの課題を明確にすることができ、この実習を通して、大きなものを得られた様子でした。
このような学びを経て、栄養科学科の学生たちは実践力ある管理栄養士として社会へと羽ばたいていくことになります。