中村学園大学・中村学園大学短期大学部

「第4回 パルマ大学との国際交流会」を開催

2024年6月5日

5月27日(月)、栄養科学科の学生有志によるイタリア・パルマ大学との第4回国際交流会が開催されました。今回は日本とイタリアの発酵食品および長寿に関与する食品について発表を行いました。

【参加者のレポート】

長寿と発酵食品の関係性について「すんき漬け」に着目して発表を行いました。すんき漬けは、食塩を一切使用せず乳酸菌発酵のみで作られた長野県特産の漬物です。日本の伝統的発酵食品の中でも植物性乳酸菌だけで作られる唯一の漬物です。長野県はなぜ健康寿命・平均寿命が高いのかを食の観点から調べ、自分の疑問とともにスライドにまとめて発表を行いました。
イタリアの学生も長寿と発酵食品というテーマで発表しました。イタリアのことだけでなくワールドワイドに調べており、日本の沖縄もそのひとつとして取り上げられており、視野を広く持つことは大切だと感じました。
今回初めて英語で発表しましたが、作り上げる中でパワーポイントを作成する上での細かいポイントやまとめ方、英語で話す力などを身につけることができました。また、発酵食品について調べていく中での様々な気づきや疑問を追求していき、川野先生とも共有する中で深い学びに繋げることができました。海外の学生と交流し、発表し合うことは貴重なことで、とても良い経験になりました。これからも色々なことに興味を持って挑戦していきたいと思います。

栄養科学科2年 斎藤 実桜

私は今回、日本の伝統的な発酵食品である「鰹節」について発表しました。鰹節は海外の方にとっては珍しい発酵食品であるので、鰹節の製造過程だけではなく、鰹節のうまみ成分について、その成分が含まれいている食品についても説明を行いました。また、他にも鰹節の歴史について、発酵に用いられる菌について、鰹節を使った日本料理について説明しました。パルマ大学の学生は、長寿と発酵食品についての発表を行っていました。日本の長寿県である沖縄県や、世界で長寿の国や地域に視点をおいての発表でした。
今回、初めて英語で発表を行いました。日本人に向けて鰹節について発表するのであれば、ある程度入り込んだ内容で発表ができると思いますが、今回は言葉も文化も全く違う人が対象だったので、鰹節の基本的な知識だけを発表しました。組み込む情報量や鰹節について分かっていただけるようなレイアウトを考えることにとても悩みました。

今回の活動を通して国際交流をすることの楽しさ、難しさなどたくさんのことを学ぶことが出来ました。これからも国際交流を含め、様々な活動に興味を持ち、積極的に参加していきたいと思います。

栄養科学科4年 今村 眞弥

2024年9月下旬に「第5回パルマ大学との国際交流会」を開催予定です。令和6年度も定期的にリモートで交流会を実施する予定です。
発表または見学をしたい学生は、栄養科学科 川野 光興准教授までご連絡ください。