栄養科学科 川野ゼミ生4名が「食品衛生監視員」(厚生労働省・福岡市)に合格
栄養科学部 栄養科学科 川野ゼミ4年の4名が厚生労働省 2024年度食品衛生監視員採用試験に合格し、その中でも小田 浩太朗さんは国家公務員の食品衛生監視員として採用が決まりました。また、川野ゼミ4年の中村 風花さんは福岡市公務員衛生管理(食品)に採用されました。
「食品衛生監視員(国家公務員)」は、全国の主要な海・空港の検疫所において、輸入食品の安全監視および指導(輸入食品監視業務)、輸入食品等に係る微生物検査と理化学検査(検査業務)、検疫感染症の国内への侵入防止(検疫衛生業務)の業務に従事します。
中村さんは、厚生労働省採用分(国家公務員)と福岡市採用分(地方上級)のダブル合格でしたが「地元福岡市の「食の安全」に貢献したい」と希望しており、食品に関する衛生管理業務を行う福岡市内の行政機関に就職予定です。
■小田 浩太朗さん(川野ゼミ、筑紫高等学校出身)
「私はこれからの進路をどうすればいいのかなかなか決まらないと迷っていた3年生の時に、「実験・食品の安全性」の授業の中で食品衛生監視員の存在を知り、もともと検査業務などに興味があったため目指してみようと決めました。最初は軽い気持ちで始めてみましたが、想像以上に試験範囲が広く、国試の対策もそろそろ本格的に始めないといけない時期だったため勉強が大変でした。しかし、大学の公務員講座での手厚いサポートやゼミでの専門試験対策などのおかげで、1年間と短い期間でしたが合格することができました。特に公務員講座での模擬面接練習は人前で話すことが苦手な私に自信を与えてくれ、その経験は合格の大きな要因の一つであったと思います。これからはこの4年間で学んだ食の知識を活かして、日本の「食の安全」を守っていきたいと思います。」
■中村 風花さん (川野ゼミ、筑前高等学校出身)
「大学2年生の後学期にあった「食品の安全性」の授業で食品衛生監視員という職種を知り、実際に保健所の食品衛生監視員の方にお話を伺いました。そこから私も地域の食の安全に携わりたいと思い、3年生の時に目指すことを決めました。本格的に勉強を始めたのは3年生の6月頃だったため不安もありましたが、学内の講座や面接練習など様々なサポートのおかげで合格することができました。また、日頃から授業をしっかりと受けて定期試験に臨んでいたことが合格に繋がったと感じています。筆記試験の対策は、主に学内の公務員講座やゼミでの勉強会、過去問を使って勉強を進めました。ポイントを絞って効率良く勉強をするように心掛けました。人物試験では、自己分析をしっかりと行った上で、大学のキャリアカウンセラーの方や学内講座のオンライン・対面での面接練習に取り組みました。自分の言葉で自然に話せるようになるまで、何度も面接練習をしていただきました。就職後は大学やゼミで学んだ知識を活かして、福岡市の食の安全を守れるような職員になりたいです。」
川野ゼミでは、今後も食品衛生監視員の合格者を輩出できるように、食品衛生監視員の試験対策をゼミ活動として行っていく予定です。