中村学園大学・中村学園大学短期大学部

高校生がアポトーシスの実験観察を行いました

2025年3月11日

1月31日、中村学園女子高等学校生物部、城南高等学校生物部、西南学院高校生物部の生徒が栄養科学科 末武 勲研究室を訪問し、アポトーシスの実験観察を行いました。

中村女子高の生物化学部は、これまで、大学の実験設備で遺伝子組み換えの実験を行い、日本分子生物学会年会で研究発表を行うなど、併設校ならではの環境を活かして積極的に活動しています。今回は、近隣の2校の生物部も参加しての高大連携の場となりました。

今回の実験のテーマは「アポトーシス」。アポトーシスとは、生物の発生過程であらかじめプログラムされている細胞死のことです。
末武教授からアポトーシスについての講義を受けた後、顕微鏡でヒーラ(HeLa)細胞のアポトーシスの細胞の観察を行いました。
参加した高校生からは「アポトーシスがどのように生物の形態形成や変化にかかわるのか」という質問や、「健康維持にどれだけ重要であるかわかった」、「細胞が薬剤に反応して変化する様子を確認できて面白かった」といった感想がありました。生徒は実験・考察について、他校の生徒の感想や意見を聞くことで、新たな視点や理解を得られたようです。また、「見たことのない実験機器があった」、「大学の研究を知るよい機会になった」という感想もあり、栄養科学科にとっては、その研究機関としてのリソースを活かして高校生の実践的な学びをサポートする機会となりました。