4号館食堂へのご支援 ありがとうございます
学生が運営する4号館食堂では、食物栄養学科の学生の学びの実践であることのほか、学園全体の「食」を通した学びやコミュニケーションの場になっています。これらはいずれも、学内外からの企業様、地域の皆様のご支援のおかげです。
6月22日、献立のチキンには、JR九州ファーム様からご提供いただいた新鮮なアスパラガスが入った旬の野菜のソテーを付け合わせにしました。これは、JR九州ファーム様に「野菜200g以上、食塩相当量2.5g以下」という学生たちが献立に掲げるコンセプトにご賛同いただいたものです。
クラムチャウダーには柳川産のシオフキ貝を福岡県海洋技術センターより提供いただきました。クラムチャウダーのレシピは、食物栄養学科の仁後ゼミで取り組む未利用食品のレシピ研究でうまれた一品です。
柳川市の方は、シオフキ貝の献立がある日は毎回食堂へ足を運んでくださり、この学生の取り組みを応援してくださっています。
4号館食堂を利用する学生たちに人気なのは、JA福岡市より提供いただいた「博多じょうもんさん」の野菜の無料配布です。配布場所では、食物栄養学科の学生が、普段触れ合うことのない学科の学生と野菜の調理法について話をする姿もみられます。
「毎週木曜日は4号館食堂で食べると決めています!」という栄養科学科の学生は、毎回いろいろな野菜を持って帰って新しい料理に挑戦しているとのことでした。「母が喜ぶと思うので持って帰ります」と、大きなキャベツを手に取った流通科学部の学生も。この野菜が家庭での食卓での話題になっているようです。
この日は壱岐幼稚園、久留米筑水高校のPTAの方々にも4号館食堂で召し上がっていただきました。食物栄養学科の学生のなかには久留米筑水高校の卒業生がいます。「卒業生がナカムラで頑張っている姿をみられてよかった」「とても美味しいです。おなかいっぱいです」とお言葉をいただきました。
地域の方のリピーターも増え、「ごちそうさまでした」「頑張ってください」というお声がけも、学生たちのやりがいにつながっています。
4号館食堂の運営は、食物栄養学科の調理実習の発展的な取り組みです。学生たちは調理、接客、販売、売り上げ管理の実践を通し、ときには難しい課題と向き合うこともあります。そんなとき、企業の皆様からのご支援、「美味しい」といってくださる皆様からの応援が大きな励みになっています。
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