中村学園大学・中村学園大学短期大学部

第2回 絵本制作ワークショップを開催しました

2021年12月15日

11月6日(土)、絵本ワークショップを開催しました。

8月は新型コロナ感染対策のためオンラインでの開催でしたが、今回は教育学部の野中ゼミの学生、大学院生が14名参加する教室と、福岡市、北九州市の幼稚園教諭、保育所保育士の皆さん約70名をZoomでつないでのハイブリッド形式で実施しました。
※第1回開催の様子はこちらhttps://www.nakamura-u.ac.jp/un_education_topics/21035/

今回は「ランチ」をテーマに、絵本の制作を通して食に対する表現の豊かさを学びます。
参加者はそれぞれ、自分が食べたランチの写真を5~7日分、そしてお気に入りの布を準備しています。
まず、ランチに対する自由なイメージを膨らませた「ランチ」の言葉しりとりを考え、マインドマップを作成しました。

参加者が作成したマインドマップ

 
参加者はそれぞれのアイディアを、オンラインを通じて発表しました。教室では拍手や笑い声などリアクションで盛り上がりました。

次に教育学部 倉原 弘子講師による制作方法の説明のあと、絵本の表紙をランチョンマットにみたてて、各自で準備した布を厚紙に貼りました。

そして、ペーパーブックに、各自で準備したランチの写真をレイアウトし、ランチを表現する言葉を書き込んでいきます。
前回のワークショップで学んだ「オノマトペ」のほか、誰とどこで食べたのか、味はどうなのかといった、そのランチのシーンを想起させる表現を自由に考えました。


教室では、ゼミ生同士が制作の手を動かしながら、お互いの絵本を手に取って感想を述べるなど、対面ならではのコミュニケーションをとって学ぶ姿が印象的でした。
アンケートには、参加者から「自分では思いつかない考えや発想を知ることができてとてもよかった」「言葉の引き出しをたくさん持ち、必要な時に相手にあたたかい言葉をかけていけるようになりたいと思いました」という感想が寄せられました。

このワークショップは、プロジェクト研究「子どもの資質・能力を育む保育者の養成 -身近な『くらし』をテーマとしたワークショップを通した学生の育ち-」(代表:教育学部 野中 千都 准教授)の一つとして実施しました。