「中村学」にて講談師 神田紅師匠にご口演いただきました
2026年5月25日
5月19日(火)、「中村学」の第6回目の講義が行われました。この科目は、中村学園の学問と歴史、建学の精神を理解することで、本学の学生であることの自覚と誇りを持ち、本学で学んでいく上での態度や考え方を身に付けることを目的としています。講義では、中村学園の歴史を築いてきた教員や卒業生などを講師として迎えます。
今回は、福岡市出身の講談師・神田紅(かんだ くれない)師匠を講師にお迎えしました。講談とは、話術を中心とした日本の伝統芸能であり、講義ではまず、北条時頼と佐野源左衛門の出会いを描いた講談「鉢の木」についてご解説いただきました。続いて、本学の学園祖・中村ハル先生の生涯を描いた「中村ハル一代記」をご口演いただきました。
講談では、講談の発声や語りの調子について、師匠からご指導いただいた後、お弟子さんの語りをお手本に、受講生たちも実際に挑戦しました。「鉢の木」の一場面「いざ鎌倉」を題材に、学んだばかりの調子や手拍子を交えながら語りを体験し、最後には学生代表3名が壇上で語りを披露しました。
講談「中村ハル一代記」では、ハル先生の子ども時代や教員時代の努力と苦労が、講談ならではの語り口で表現され、受講生たちは真剣な面持ちで聴き入っていました。
講義の最後には受講生から多くの質問が寄せられました。師匠は学生たちに向けて、「人生には失敗は必ずある。何か大きな失敗をしても、日頃から努力を続けていれば、必ず誰かが見ている。悔いの残らないよう、毎日少しずつでも努力を積み重ねることを大切にしてほしい」 と温かく力強い言葉を送ってくださり、そのメッセージは学生一人ひとりの今後の学びを後押しする大きな励ましとなりました。
