2026年度 ハワイ大学カピオラニ校、ノースアイランドカレッジのシェフによる料理デモンストレーションを開催しました
6月20日(土)、ハワイ大学カピオラニ・コミュニティ・カレッジ(以下、KCC)より調理学科の教授 Alan Tsuchiyamaシェフ、ノースアイランドカレッジ(以下、NIC)より職業技術学科の講師 Xavier Baubyシェフをお招きし、本格的なハワイ料理やカナダ料理の調理デモンストレーションを開催しました。
この調理デモンストレーションは「食のナカムラ」ならではの食を通じた国際交流イベントで、学生や保護者、地域の一般参加者を含む総勢約170名が参加しました。保護者・一般向けと学生向けに時間を分けて実施されました。
まず初めに、Xavier Baubyシェフによる「カニのリゾットケーキ~サフランアイオリソース~」のデモンストレーションが行われました。冒頭では、ノースアイランドカレッジがあるキャンベルリバー市と日本とのつながりなどついて紹介がありました。実演では、同じカニのリゾットケーキを土台としながら、技法や素材、盛り付けによって異なる二つの表現を紹介。西洋風はカリカリのカダイフをまとわせ、サフランアイオリソースなどの西洋の調味料で仕上げ、日本風は大葉や大根を用いることで、「二つの文化、異なる表現、一つの調和」を表現しました。また、冷凍カニを使用する際の注意点や、リゾットケーキを混ぜ合わせる際のポイントなども丁寧に解説されました。デモンストレーションでは西洋風のみが披露されましたが、試食では日本風の和風仕立ても提供され、参加者は二つの異なる味わいや表現の違いを楽しみました。また、今年はNICのDomae学長もカナダよりお越しになり、シェフによるデモンストレーション中に行われた料理に関するクイズ大会では、正解者へギフト贈呈役としてご参加いただき、会場を大いに盛り上げてくださいました。


続いて、「ダブルディグリー留学プログラム」制度を利用してKCCに留学していた学生による調理デモンストレーションが行われ、午前の部では「ハワイアンロミロミサーモン」、午後の部では「スパムむすび」の調理を実演しました。料理の特徴や調理のポイントを分かりやすく紹介し、留学で培った知識や技術を存分に発揮する姿が印象的でした。また、KCCでの実践的な学びや留学生活を通して得た経験についても発表があり、参加した学生たちにとって、海外で学ぶことの魅力や可能性を身近に感じられる貴重な機会となりました。


続いて、Alan Tsuchiyamaシェフによる「フライド・バター食パンのアヒポケ添え」と「焼きパイアイの八女抹茶仕立て」の2品のデモンストレーションが行われました。KCCの学生も補助として調理に加わり、実演をサポートしていました。ポケについては、新鮮な魚を手で和えて作る伝統的な調理方法や、使用する調味料についての説明がありました。また、焼きパイアイの八女抹茶仕立てでは、パイアイがハワイの伝統食であることに触れながら、蒸したり焼いたりしたタロイモを石でついて餅状に仕上げる工程や、その際に用いられる石製のすり棒「ポハク・クイアイ」と木製の台「パパ・クイアイ」について調理学科長のイトミツ先生より紹介がありました。さらに、ダブルディグリー留学プログラム制度を利用して8月からハワイに留学予定の学生が実際にその道具を使い、タロイモをすりつぶす体験も行い、現地の伝統的な調理工程を体感しました。食の背景や文化だけでなく五感を使って食べ物を知ることの重要性にも触れられ、パイアイをデザートとしてアレンジする発想が印象に残る内容となりました。


参加者たちは本場の味を楽しみながら、料理の手法だけでなく、その背後にある文化や歴史にも触れ、理解を深めている様子でした。デモンストレーション中には、盛り付けのポイントや留学経験に関する質問などが寄せられ、調理技術への関心に加えて、国際的な学びへの関心の高さも感じられました。さらに、試食の配膳は、ハワイでフードビジネス研修に参加した学生が担当し、KCCで特別授業をしてくださった、Alan シェフやイトミツ先生のお手伝いすることができました。
参加者からは「食を通して文化の違いを体感でき、とても面白かった」「留学や海外での学びについて具体的にイメージできた」などの感想が聞かれ、非常に有意義な時間となりました。
<デモンストレーションメニュー>
・カニのリゾットケーキ~サフランアイオリソース~
・ハワイアンロミロミサーモン(保護者の部)
・スパムむすび(学生の部)
・フライド・バター食パンのアヒポケ添え・焼きパイアイの八女抹茶仕立て



<ハワイ大学カピオラニ・コミュニティ・カレッジ(ハワイ大学カピオラニ校)、ノースアイランドカレッジについて>
ハワイ大学カピオラニ校は世界的に有名なワイキキビーチの東、ダイヤモンドヘッドの近くに位置しており、全米でトップ20 に入るカリナリースクール(調理学科)を有しています。アメリカ料理連盟教育財団認定委員会(ACFEFAC)より、最高レベルの教育水準を持つ教育機関として認定されおり、世界的に有名なシェフを多数輩出している優れた大学です。中村学園大学は2018年より、同校と包括連携協定を締結しています。海外の食文化やフードビジネスを学び、グローバルな視点を養うことを目的に、同校講師による料理教室、本学の学生派遣などの連携を続けています。
ノースアイランドカレッジは、カナダ・ブリティッシュコロンビア州のバンクーバー島に位置するコミュニティカレッジです。ビジネス、ホスピタリティ、幼児保育などの学科を有しており、質の高い教育と地域密着型のサポートを提供している大学です。2023年に学術交流協定を締結しました。
また6/12-6/25の期間で、食を通して 日本を学ぶ「日本スタディプログラム」でKCCから6名を受け入れており、福岡の代表的な飲食店を訪れたり、日本料理に関する調理実習を行い、日本の 食文化を体験しながら「食」をテーマに日本についての理解を深めました。
