中村学園大学・中村学園大学短期大学部

  • 幅広い食材の知識を吸収し
    巨大な市場を開拓する

    ヤマエ久野株式会社
    原田 直明さん
    栄養科学部 フード・マネジメント学科 卒業

美味しいだけでない付加価値を見つけ、その商材を取引先企業の課題解決に繋げる

大学で幅広い学問を学ぶなかでさまざまな食材を扱いたいと思い、卸売業の世界を選びました。現在は大手コンビニエンスストアのおにぎりや惣菜を製造する工場に、その原材料を供給する仕事を担当しています。工場から指定された原料を納めるほか、魅力ある原材料を探し出しそれを新規提案することも。実は工場で味と分量のブレがなく調理することは設備や人件費もかかる課題なのですが、その“困りごと”をクリアする加工肉を提案したところ見事に“刺さって”商品化に。九州山口のたくさんの店舗で販売されました。そんなスケール感のある仕事ができることも醍醐味ですね。

食はさまざまな要素で成り立つため、自分のあらゆる経験を活かすことが可能

大学時代、オーストラリアに1年間留学しました。その際に身につけたコミュニケーション能力は、商談の際にも活きていると思います。製造業のスペシャリストとの商談は難しさもありますが、SNSを活用したトレンドのキャッチという面では若い私にも強みがあり、そうした提案を求められる場面も多いです。また、マーケティングの授業で学んだ新しい需要を掘り起こす手法や、色彩検定で得た色彩感覚など、大学内外で取り組んだ学びは大きいですね。定期的に工場の視察を行いますが、その際に職人の方のこだわりを直接聞けることは刺激的で学びにもなります。