中村学園大学・中村学園大学短期大学部

  • 行政の立場で広く
    食の大切さを伝える仕事

    福岡県保健医療介護部
    猿渡 りささん
    栄養科学部 栄養科学科 卒業

食を通じた貢献がより広域でできることを、大学の学びで知る

料理上手な母の影響で、小さいころから食に関心をもっていました。小学生のときには料理教室にも通い、両親や祖父母に料理をふるまっているうちに、食で社会のために力を尽くしたいという気持ちが膨らんできました。そして管理栄養士の資格も取得したいと思い、中村を志望しました。ゼミでは、久山町の公衆栄養の調査に携わりました。その過程で、行政の立場なら地域と関わりながら貢献できると知ったのが今の道を目指したきっかけです。

若いうちから減塩を意識してもらうため、高校で出前事業を企画

所属する係では減塩普及事業であるスマートにソルトをつかう減塩プロジェクト、略して「TRY!スマソる?」を推進しています。減塩レシピを公募し、企業協力のもと減塩の弁当を販売するなどしています。ほかに減塩をテーマにした市民講座や学校栄養士が対象の講座も担当しています。「TRY!スマソる?」事業は3年目ですが認知度が上がってきているのを実感していて、県全体という広域に働きかけられることをやりがいに感じています。減塩は若い世代から意識することが大事です。先日はゼミの恩師に協力を依頼して、学生が講師となって高校の出前事業を企画しました。先生とのつながりが今もあるからできたこと。このあたたかい関係性も中村ならではですね。