中村学園大学・中村学園大学短期大学部

 令和4年1月22日（土）、令和3年度1回目の子どもの育ちを見つめる保育・教育専門講座をオンラインにて開催しました。
テーマは「コロナ禍における幼稚園での実践」であり、学内外から20名ほどの参加がありました。当該講座の実施時期は折しも新型コロナウィルス・オミクロン株の流行期でしたが、オンライン開催を選択したことが奏功し、実施することができました。

実践報告1（「壱岐幼稚園におけるコロナ対策について」）では、本学の圓入智仁准教授より、壱岐幼稚園長としての経験を踏まえつつ、かつてない感染症の流行への対応の具体的諸相についてお話しいただきました。
それを引き継ぎ、実践報告2（「壱岐幼稚園におけるコロナ対策について―２０２１年度のこと」）では、壱岐幼稚園の林希主任より、園における具体的な感染症の予防法や行事の実施等についてご講話を頂きました。また、続くグループワークでは、①クラス運営ないしは園運営上の感染対策について、②行事の決定や実施等について、③保護者対応について、という3本のテーマに関して参加者同士で活発な意見交換がなされました。

誰も正解が分からない中での感染症対策は、最大公約数的な都度対応にならざるを得ない面があるものの、講師や参加者の話からは、コロナ禍においても子どもの育ちを保障するための創意工夫や視点が多く提示されていました。