中村学園大学・中村学園大学短期大学部

「山川みかん」の流通を学び、合同報告会を実施しました

2022年12月2日

11月4日に、流通科学部の日野ゼミ・手嶋ゼミ・持松ゼミの有志学生が福岡県の特産品の一つである「山川みかん」について学ぶため福岡県みやま市を訪問しました。
はじめにJAみなみ筑後を訪問し、担当者の方から「山川みかん」の生産、流通、ブランド化や販売促進の取り組みについてお話を伺いました。次に山川選果場を見学し、最新の技術と物流システムを駆使して高品質のみかんをスピーディに選果・出荷する仕組みを学びました。その後、みかん農園を訪れ、生産者の方々にお話を伺いながらみかんの収穫体験を行いました。最後に道の駅みやまで六次産業化の取り組みを視察し、地元の農産物を使ったグルメや買い物を楽しみました。

産地を訪れ、愛情と手間ひまをかけて丁寧に栽培された「山川みかん」のおいしさを堪能し、自然豊かで心安らぐ風景に感動した学生たちですが、同時に「みかんの消費量減少」「収穫期の人手不足」「後継者不足」といった産地が抱える課題を知り、「大学で流通について学ぶ自分たちにできることは何だろう」と強く自問する貴重な経験となりました。

その後、各ゼミでのディスカッションを経て、11月29日に3ゼミ合同での報告会を実施しました。報告会では、実際に現地を訪れての気づきや学び、課題解決に向けた提案等についての発表と質疑応答が行われました。
普段は会計学(日野ゼミ)、商学(手嶋ゼミ)、経営学(持松ゼミ)と異なる専門分野を学ぶ3つのゼミが一つの事象を見た時に、どのように捉えどう考察したか、着目点やアプローチの方法にも特徴が表れており、互いに刺激を受けて学生たちの視野も少し広がったようでした。