中村学園大学・中村学園大学短期大学部

8月5日（土）、7日（月）、8日（火）に流通科学部2～4年生対象の集中講義「ビジネスプロジェクトＡ」が開講されました。
本科目は、ビジネス組織の一員として、組織の課題を発見し、課題解決に向けた具体策を立案して解決できる実践的な知識と行動力を養うことを目的としています。

今回は、ICTの普及やコロナの影響による「学び方」「働き方」「暮らし方」の急速な変化に伴い商品・サービスのあり方や市場環境等が大きく変わりつつある文房具業界に目を向け、大手文具メーカーが募集する「文房具アイデアコンテスト」への応募を最終目標に、店頭調査・インタビュー調査・分析・アイデア立案・企画書作成といった商品企画プロジェクトに取り組みました。

短期集中、学年横断、少人数という普段とは異なる学習環境の中で初日こそ緊張のスタートでしたが、マーケティングや商品開発に関心があり、実践力を高めたいと希望する学生たちはすぐに打ち解け、ワイワイと活発に意見交換をしながらお互いに学び合い、高め合うことができる充実した演習になりました。

参加した学生からは「グループ内のコミュニケーションの大事さ、新たなアイデアをひらめかせる難しさ、考えを言葉にする難しさを知ることができた。自分から積極的に声をかけに行ったり、自分の足でモノを見に行ったりと、この授業を通じて行動力を鍛えることができた。」「最初は知らない人だらけで、人見知りだからこんな中で案を出すのは無理だと思っていたけれど、みんなが新しい文房具を作るというひとつの目標をもっているからこそ、知らない人同士でも案や意見を出し合うことができた。」「今後の目標は、社会のニーズをしっかりと把握・分析し、ニーズに合わせた商品やサービスを提供できる人になること。」といった声が聞かれました。